我がメンターの1人 内田樹師匠の半生記

久しぶりに師匠の本を手に取る

父親世代の1960年代の空気を味わい
師匠の思惟に触れる


ありがたいお言葉をどうぞ・・・

例え家族であっても、どれほど親しい間であっても、相手にどれほど非があっても、
それでも「屈辱を与える」ことはしてはいけない

師弟関係について

「絶対に乗り越えられないほど卓越した師についている」と信じ込んだ方が弟子にとって、技術の向上にとっては効率的

何も考えずに言われた通りのやること
小賢しい考えをもたずに、ただ師匠の言う通りにやる

教育効果は抜群

しかし

ダークサイドもあって
弟子が自分を追い抜かなないように
弟子のやる気をくじいたり、自信を失わせるようなことを無意識のうちにしてしまう

そういう振る舞いをしていることを、師匠も弟子も気づかない


「いるべきときに、いるべきところにいて、なすべきことをなす」

流れに任せて、ご縁をたどって生きていたら、気がついたら「いるべきところにいて」適切な機会に過たず、
「なすべきことを」果たしている


人間は学ぶことを本当は願っている。
教師がするのは、「学びのスイッチ」をいれるだけです

あらゆる仕事には、「誰の分担でもないけれど、誰かがしなければならない仕事」があり
誰の分担でもないのだから、やらずに済ますことはできます。
でも誰も引き受けないと、いずれ取り返しのつかないことになる

やりたくないことは、やらない方がいい
からがから発せられる信号に逆らわない

「機をみる、座をみる」

自分も随分、無理して生きてきたなと思います

以前は我慢、忍耐の徳を説いておられたような気がしたのですが

今回は、がまんするな、やりたくないことはするな

ということと理解しました。

引き裂かれる・・・