ハーブやアロマテラピーを学ばれた方なら、黒死病(ペスト)が蔓延していたヨーロッパで暗躍した4人の泥棒さんと酢漬けのハーブのお話はご存知かもしれません。今このご時世ですので今回はこのお話について少し語ってみましょう。
時は1628年のフランス、黒死病(ペスト)が大流行、たくさんの方が感染し亡くなったようです。当時はまだ医療が未発達、感染拡大を食い止める力が乏しく、村や集落がこれによって全滅することも…そんな中、黒死病で無人になった家屋に押し入り、金品をせしめていた4人の泥棒たちがいたそうです。もちろんこれは立派な犯罪です。やがてこの泥棒4人組は警察に捕まってしまうのでした。昔のことですから、死罪だったでしょう。
黒死病(ペスト)の真犯人はペスト菌、その正体を初めて見極めたのは明治期の日本人の医学者、北里柴三郎でした。それまでは病人の周りには何かが飛んでいて、近くにいたら感染るという認識だったはずです。黒死病は伝染病、濃厚接触すれば感染ることぐらいはわかっていました。それにしてもこの泥棒4人組は長いこと病原汚染地区に入り浸っていて、なぜ黒死病にかからなかったのであろうか? 人々の関心はそこにありました。きっとその泥棒はかからない秘訣を知っている、そこを知りたい…
「ペストで死に絶えた人ん家に勝手に入って金品をせしめていたようだが、なぜお前たちはペストに罹らないんだ?そんなところにずっとおったら感染るやろ、普通。かからんのには何か秘密があるんだろう。その秘密を教えてくれんかの、それと引き換えに釈放してやるからさ。」
こうして泥棒4人組はその秘密をおしえたのでした。どうやらその方法は何種類かのハーブをお酢(ワインビネガー)に漬け込み、それを体に塗りたくっていたこと、またそのレシピの内容も教えたようです。タイム、ラベンダー、ローズマリー、セージなどの各種ハーブをワインビネガーに漬け込んだものだったようです。タイムもラベンダーもローズマリーもセージもヨーロッパではごくごくありふれたハーブです。泥棒さんも入手しやすかったに違いありません。保存食でもあるソーセージにもハーブを入れたりするのでハーブの殺菌効果も熟知していたはずです。またお酢自体にも殺菌効果があり、それらを漬け込んだら、病原菌を寄せ付けないものができると考えついたのかもしれませんね。
泥棒4人組は放免され、その後、このレシピを使ったお酢は薬用として大人気となりました。漬け込むハーブもだんだんと種類が増え、今に至っております。代表的なものにフォーシーブスビネガー(Four Thieves Vinegar)があるようなのですが、売り切れていて次の入荷が未定のようです。この御時世ですもの、まぁそうでしょうね。
タイム、ラベンダー、ローズマリー、セージ、この4種類の精油はサロン希望で用意しております。いずれもシソ科の植物ですので4つをブレンドしても香りが調和、協和音を奏でてくれそうです。興味がある方は施術前に、例の泥棒4人組のアロマとお伝えください。タイムの精油が残りわずかになってきましたので、そろそろ注文しないといけないね。
もし泥棒4人組のお酢を自作されたい方はVinaigre des quatre Voleurs あたりを検索するとレシピが見つかるかな?市販されている出来合いのものが売り切れてますので興味がある方は自作してみても良いかも知れません。中世ヨーロッパの香りが味わえそうですよ。
さてさて、話は全く変わりますが、本日(2020年3月18日)、燕の夫婦がサロン希望に飛来、うちのお店の3つの巣を下見に来ていました。次回はそのお話です。お楽しみに。🐧🐧
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