今、もすごい吹雪いていてますねー。
どうしてもあたたかい湯豆腐が食べたかった私は、会社帰りにお豆腐と日本酒を買ってきてしまいました。
お昼にはお寿司を食べちゃったし。
和食づくしでアメリカツアーの準備に気合い入れてます!
そして、今日のデンバーのお話も、今みたいな雪の日でした。
■3月26日(木)@Bluebird Theater, Denver■
翌朝、起きてみると、見事に雪が積もってました。未明から雪が降り始めてきてたんですよね。
それに時間が経つにつれ、吹雪いてくる感じで。
ちょっと外に出ても、強風と雪ですごいことに。粉雪で軽いから、直に口に直撃するような感じで吹雪いてました。
既にダウンタウンの方まで行ってきたオードリーさんは「まるで雪が降っていないかのように普通にタバコ吸いながらしゃべってる人を見た!Denverの人は雪に慣れてる!」とおっしゃってました。
うーん、そのたまたま見かけた人がおかしかっただけじゃあないかなあ・・・。
こんな感じだったので、ホテルに来るタクシーもなかなかつかまらないだろうと思い、機材車と一緒に私も早めに会場入り。
ここのヴェニューは、昔、映画館だったところを改築したんだそうです。ニューシネマパラダイスに出てきそうな感じのレトロな雰囲気のある、広いところです。天井も高く、二階席もあります。
このヴェニュー、私は好きです。
物販の準備も済ませ、ちょっと時間を持て余し気味だったので、ヴェニューの向かいにあるメキシコ料理屋さんでタコスなどを食べました。なんともないお店なんですが、基本的にDenverのお店は広い感じがする。
夕方になっても一向に雪が止む気配がなく、お客さんが入るかなあ・・・と思いましたが、ドアオープンしてしまえばそんな心配はいりませんでした。先着50人に配るサンプルCDもあっというまにはけ、すぐにホールに人が埋まっていき。
こんな雪なのに!!本当にうれしい限りです。
ライブのほうは、この日の印象に残ってるのはSparta Localsでした。
この日のセトリはいつもと違って、渋めでダウナーな選曲で。このヴェニューの雰囲気にぴったりでした。
ほんの30分ばかりのライブなのですが、彼らがどんな風に音楽をやってきたのかがよく伝わってくるライブでした。たぶん、彼らはそういう意識もなく、いつも通りにやっていたと思います。でも、私には他のどの日よりもこのライブが一番好きでした。
赤いライトに照らされて、最後に「グランジシスター」で終わらせていた彼らは、本当にかっこよかった。
なんかね、そのシーンはしっかりと眼に焼き付いてます。
Sparta Localsだけではないんですが、アメリカで観たライブは、どのバンドさんも記憶に残ってます。印象に残るワンシーンが必ずあるんですよね。本当に不思議なんだけど。
それに、きっとその時の音や匂いに触れると、もっとたくさんのことを思い出すのでしょう。
そんな風に記憶に残るライブというのは貴重な体験だな、と、私は思います。
人間の記憶ってすごいなと思うと同時に、そんな風に訴えかけられる音楽というものがまたすごいな、と思います。
日本だと、そんな風なライブ体験はほんとうに限られた時で、私の場合は個人的に好きなバンドさん、くらいでしかなかったりするから。
(あ、あくまで私の場合は、ということですので・・)
それでも、忘れちゃう?
ううん、忘れないよ。
私は覚えてる。みんな、それぞれ覚えてますよ。

※前にも載せたことのある写真とほぼ似てますが・・・。ドアオープン直前でもこんなに吹雪いてました。