だんだんとアメリカのことを思い出すこともそんなにひっかからなくなってきました。
たぶんアメリカ日記の最後に書きたいと思えることが見えてきたからだと思う。
たとえば、バンドという「木」が、アメリカという「土」からどんな風に吸収していってくれてるのかなって。
「土」は、バンドの過去の経験だったり、支えてくれる人やファンだったり、表現力だったり、といろいろあるんでしょうけど、その中にあのアメリカの「土」が混じるとどうなるんだろうと。
できたら、もともとある「土」と一緒にいい栄養を吸収していてくれるといいなぁと。
私が知っている木には、小さいものから、すでに大きな巨木まであり。
でも、どんな木でも、いつでもしっかりとした幹を持っていてほしいです。
決して、ぽっきり折れたり、元気がなくなったりしないように。
土なので忘れられてしまうこともあるかもしれないでしょうし。
ただ、忘れてしまっていても、僅かだけでもいいから吸収して、素敵な木になっていてくれるとすごくうれしいです。
そうされることで土も豊かになっていくと思うから。
風が吹いたり、落ち葉がおちたりして、なんかそんな感じに。
私はできたら土に栄養を与えられるような人間にはなりたいですが・・
でも、ああ、うん。
それでも、過去に心や体を痛めて土を豊かにしようとしてきた人たちを知っているので、
その人たちに敬意を忘れないように書いていこうと思います。
今日はもう寝ますね。
*今日の一曲 : 矢野顕子「Angler's Summer」