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乳がんサバイバーmimiです。
35歳で乳がん告知を受け
左乳がん全摘、リンパ節転移
再建延期~再建しない選択を。
抗がん剤、放射線治療を終えて
現在ホルモン治療継続中です。
今年の初めに大切な家族が亡くなりました。
大好きな祖母です。
私の家庭は両親が共働きだったので
私は小さい頃、いつも祖父母と一緒でした。
保育園や習い事の送り迎え
学校の行事に参加してくれたこともありました。
祖父母との思い出がたくさんありますが
それでも私に寂しかった記憶はなく
両親、そして祖父母がいつも一緒にいてくれて
大切に育ててくれたからだと思います。
祖母は去年の秋頃から
体調が優れない日が増えていき
12月頃には体調があまり良くなく
横になっている時間が多くなったと
母から聞いていました。
病院で検査をした結果
祖母はがんでした。
他に転移していることや高齢ということもあり
出来る治療はありませんでした。
祖母は最初のがんを20年くらい前に
経験していてその時の治療で
1度、がんは消えていたので
今回のがんがその時のものなのかは
わかりませんが
病院へ行った頃にはかなり進行した
状態だったそうです。
それからはあっという間に
足にむくみが出たり
腹水が溜まっていきました。
体も辛かったと思いますが
自分が動けるうちは自宅で過ごしたいという
祖母の希望もあり動ける範囲で
自分の身の回りのことをしていました。
それでも母が色々とお世話をしなくても
ほとんど自分でこなしていると
話を聞いていました。
私は祖母に出来るだけ会いに行きました。
入院したら会えなくなってしまうので
祖母と少しでも多くの時間を過ごし
話をしたり食事をしたりしました。
腹水もだんだん酷くなり
食事もあまり食べられなくなってきた頃
祖母は入院しました。
入院する当日、私は
祖母に会いに行くことが出来ました。
日が差した暖かい静かな部屋で
みかんを半分に分け合って
いつもと変わらない話をし
その時、祖母の手を握って
2人で「温かいね」と笑顔で話したこと、
祖母の手の感触が今でも忘れられません。
入院をしてから2週間ほどで
祖母は亡くなりました。
コロナで直接会うことは出来ませんでしたが
オンライン面会をさせてもらったり
着替えを持っていく時に何度か手紙を書き
渡してもらっていました。
私もがんサバイバーとして
自分の死と向き合ってきました。
同じがんという病気を
家族側の立場から経験をし
本当に色々な事を学ばせてもらいました。
どんなに自分が辛くても
人のことを気にかけられる優しさや強さ、
そして改めてがんという病気の怖さ、
他にもたくさんのことを教えてもらいました。
辛そうな祖母を見ながらも
何もしてあげられなかった自分。
それでも後悔したくない想いから
出来るだけの時間を祖母と過ごしたことは
私の中でずっと残りとても大切な
ものになりました。
本当に感謝しかありません。
まだ祖母がいるような気がして
悲しみは続いていますが
それでも少しずつ前を向いて生きています。
毎日が奇跡だということ、
大切な人と過ごす時間がどれだけ
幸せな事なのか…
祖母が私に残してくれた
大きな愛情がまた私を強くさせてくれています♡
抱えきれないほどの愛情を
ありがとう♡