言葉は誰が言うかによって意味を変える。
ガラケー全盛時代は「アドレス変更しました」というメールがよくあって、当然アドレスが違うので誰からかわかるように署名するのだが、これを忘れるうっかりさんもたまにいた(結構いた気もする)。
あるとき来たアド変メールも署名を忘れており、たまたまアドレスのクセから誰かわかったので、親切に教えてやろうと 名前忘れてるよ と返信したところ、
後で直接会ったときに
「あんなに腹が立つ嫌味な返信はじめて、お前だけだあんなの」
ということを言われた。
完全に親切のつもりだったので面食らってしまい、しばらく怒ることもできず悶々としていたが、今になるとわかる。
単にそれ以外のところで私に腹が立っていて、もう私からであれば何を言われてもムカついたのだろう。
オマケにアドレス変更のお知らせは多数に向けて送るため、「誰ですか」といった旨の返信がたくさんで辟易していたのもあるかもしれない。
その中に 俺はわかってるよ と言わんばかりの私(=敵)からの返信。
確かにムカついてもおかしくはない。
たぶん、そもそもの敵認定の理由の根幹は、彼の好きな女子と私が懇意にしていたことである。たぶんというかほぼ間違いない。
彼はそれを振り返って自覚するタイミングがあっただろうか。
女を盗られた(彼のものだったことは一度もないが)のを理由に私に向けて悪意を放ったことを。
そして今もそれを己の黒歴史として思うときがあるだろうか。
願わくば、思い出して恥ずかしくなって頭を抱えたあとに黒歴史として葬るフローを数年に一度くらいのペースでやっていて欲しい。