今月のプログラムは「好ましくない行動への対応〜待つから効果的な促しかた〜」でした。
子供たちの困った行動、好ましくない行動にはついつい怒ってしまいますよね。
子供によっては怒られる事で、構ってもらえてると思い、同じ困った行動を繰り返す原因になります。
「ママが自分だけに注目してくれた!」
この気持ちが子供にとっては良い事(強化子)となってしまうのです。
前回の好ましい行動への対応では誉める事が強化子となり、子供の好ましい行動を増えていくことを学びました。
では、好ましくない行動では怒らずにどう対応したら良いと思いますか?
クレヨンしんちゃんを例にあげて説明してくれました。
好ましくない行動ー
スーパーでお尻を出してフリフリする
アニメで良くみる光景ですよね。クレヨンしんちゃんの面白いところでもあるのですが、これが自分の子供となると本当に好ましくない困った行動です。
こんな時は決まってみさえが大声で怒ってしんちゃんは構ってもらってもっとフリフリしちゃいますよね。
アニメとしては面白くなくなっちゃいますが、こんな時の正解の対応は〈無視をする〉です。
〈無視〉と言っても完全に無視では無く気づかない振りをする事になります。子供の安全は確保しなくてはいけないので気づかない振りをしながら知らんぷりするのです。
気づいてもらえず知らんぷりをされ続けられるとしんちゃんは諦めてパンツを履きます。
〈パンツを履く〉という好ましい行動の時にすぐに褒めてあげると、しんちゃんの好ましい行動が増えてくるのです。
でも、無視や知らんぷりをしても好ましくない行動が止まらない時はストレートにして欲しい行動を指示しましょう。
アニメでは「しんのすけー!何やってるの!」と怒ってますが、静かに「パンツを履こうね」と具体的に指示をしてあげると効果があります。具体的な指示は子供にはとても分かりやすいです。
想像力が苦手な自閉傾向の子には特に具体的な事を言ってあげてください。
学習始めの近況報告の時に、歯磨き粉を適量に出す事が出来ない子が出来るようになったという話が出ました。
でも、歯磨き粉の適量ってどれくらいか皆さんは分かりますか?
〝適量〟という到達点は大人でも差があり難しい場合が多く、言葉の指示だけでは理解しにくい事があります。
そんな時は到達点を分かりやすく視覚化(絵や写真)にし、支援者共通の認識を持つ事で誰が支援しても分かりやすくしていきましょうとい話が出ました。
確かに〝適量〟という言葉は便利ですが、それぞれの〝適量〟があるので大事なことだと学びました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〈参加者の感想〉
⚪︎毎回、気付かされることが多く勉強になります。
⚪︎クレヨンしんちゃんのやりとりからの好ましくない行動への対応がとても分かりやすかったです。
⚪︎好ましくない行動と危険な行動の違いが難しかったですが、お話を参考にして取り組んでいきたいと思います。
⚪︎無視や気づかない対応はしてこなかったのでとても参考になりましたり
次回は9月17日〈火曜〉
「みんなで語ろう」です。
日頃話せない個人的な悩みや相談も出来ます。
是非ご参加お待ちしております!
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