ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
久しぶりに読書ネタ
山崎賢人主演で映画が上映中ですよね(まだやってる?)
タイムリーに妻が図書館で予約していたのが借りられました。
ピアノ調律というものに運命的な出会いをした主人公
「調律って、どうしたらうまくなるんでしょう」
映画予告でも、山崎賢人が言っていたセリフですが、日々の努力の積み重ねにしか、その答えはない。→勝手なおっさんの解釈ですが…
気付いたらしっかり少しずつ成長している主人公
これまた、おっさんの個人的感想ですが、以前読んだ三浦しをんの「舟を編む」の空気感に似ているな〜と、感じました。
ごくごく限られた世界観だけで、描写されている作品で、淡々と粛々と…
東野圭吾大好きな妻には、いささか???的な印象もあったようですが(笑)