ゆにこのセッションで故人と対話する
【ラブ・ダイアローグ】というセッションがあります。
ゆにこ自身も自己ワークで埒が明かない時は、
直接、愛になった存在と対話することで、
一気に誤解が解けるので、よく使ってます。
先日も亡くなった父に、誤解イメージが残ってたので、
今は愛になった父と対話してみました。
愛情表現がいつも不器用で、いつも家族に暴力ばかり、
暴言ばかりだった父に語りかけてみました。
《ゆにこ》
『なんでお父さんは私たち家族に
愛を注いでくれんかったん?』
《父》
『・・・・・・(泣く)』
父はとても怒りっぽい人であると同時に泣き上戸でした。
すると、わたしの中の記憶に、
ある一筋の鮮明な映像が差し込みました。
父親が松山かどっかに出張に行った際、
姉とわたしに買ってきてくれたヌイグルミ。
姉にはネコのヌイグルミ、わたしにはアライグマの
ヌイグルミを買ってきてくれたのです。
クリスマスも誕生日も親から一度もプレゼントを
もらったことのない、わたしにとって、それが唯一、
父からもらった最初で最後のプレゼントでした。
私は、そのヌイグルミに『ハッピーちゃん』と名付け
それはそれは、とても可愛がりました。
どこへ行くにも一緒、三輪車のかごに乗せて散歩に行ったり、
寝るときはハッピーがいないと寝れないくらい、
ライナスの毛布のような存在になりました。
姉や兄が、わたしをからかう時にはよく
『ハッピー捨てるぞ!』と脅し文句の人質にされたり、
実際に隠されて泣きながら探したり、
それはもう無二の親友のようにかわいがり、
幼き私にとってはなくてはならない存在で、
ボロボロになっても一緒にいました。
その父から初めて買ってもらったヌイグルミの存在を
思い出したとき、わたしの中で
『父から愛をもらえてない』
というイメージが決壊したのです。
アルバイトをしてる時、毎日お弁当を作ってくれた父。
家の周りの垣根を手作りで作って、
そこにつたう様に美しいツルバラを育ててた父。
どれだけお酒を飲んで暴れても、翌朝にはちゃんと定時に
起き、毎日会社に休まず遅れず行って定年まで働いてた父。
暴力的で酒を飲むと暴言や暴力がひどくギャンブル好きで、
いつも母とののしり合いのケンカをしていたけど、
わたしの結婚式では一番泣いていたし、感動屋で泣き上戸、
愛情表現下手で、すぐ泣く、とても素直で可愛かった父。
娘を連れて初めて帰った時も、年金暮らしでそんなに
お金もないのに、真っ先に娘に、
お風呂に浮かべるアヒルのおもちゃを買ってくれたりして、
本当に、この人は子どもが
好きだったんだなぁ
与えたくて、
喜ばせたかったんだなぁ
と、感じました。
わたしも父が好きだったし、
父に愛情をもらえてないと感じていた時も、
本当は父はわたしたち家族に愛を注いでいた。
今でも、こうして父のことを思い、表現下手な父の代わりに、
父のことを書くと、自然と涙があふれてくるのは、
泣き上戸だった父が、わたしの中から溢れてくるから。
父は
わたしたち家族を
とても愛していた
表現は下手だったけど
とてもとても愛していた
わたしが今こんなに愛を表現するのは、愛情表現下手で、
それでも人一倍愛がある父のもとに生まれたから。
『愛だよ』
『愛しかない』
何度も何度も、しつこく表現したがるのは、
当時は分からなくても、本当は愛をたっぷり注いでくれた
父と母の元に生まれたから。
泣き虫だった父が、わたしの中で、
今も泣きながら笑っている。
今は愛になった存在と自分で対話する
セッションはこちら☟
お茶会・個人セッションの
詳細・お申し込みはこちらから☟
unico.unity@gmail.com