今日はなんやかやで、久々に母のことを思い出したので、
久しぶりに母とコンタクトをとってみた。
セッションでもやっている〝ラブ・ダイアローグ〟という
今は亡き故人と対話するセッションを自分にやってみた。
亡き母といっても、私たちは元々ひとつであり、
今は肉体亡き母も、愛のエネルギーとして、
私のそばに常に寄り添っているので、対話はいつでもできる。
母に長年の疑問をぶつけてみた。
私 「お母さんは、なぜ、
お父さんと離婚しなかったの?」
暴力的で酒飲みでギャンブル好き、金銭面で苦労した父に、
母は一度離婚したものの、また復縁して、
自分が倒れるまで一緒にいたのが不思議でならなかった。
母 『愛だったから』
私 「愛?あんなに暴力的でひどい
お父さんといることが愛だったの?」
母 『ひどいお父さんではなかった』
私 「どうして?あれがひどくなかったの?」
母 『色々ぶつかったけど 私の中にある
哀しみや怒りを出させてくれた 』
私 「あんなにケンカしてまで?」
母 『そうよ。すごい肉弾戦だったけど(笑)』
私 「お父さんのこと好きだった?」
母 『好きとかきらいとかではない。愛だった』
私 「愛?お父さんに愛があったってこと?」
母 『お父さんも愛だったし、あなたたちも愛。
愛がなければ、生まれてこれなかった』
私 「でも、私がお腹にいた時、お父さん、
堕ろせっていったんでしょう?」
母 『たしかに言った。でも友達に相談しに行ったら
〝この子は、きっと、あなたたちを
救う子になる。生んだ方がいい〟
って言われて生むことを決めて、
お父さんに言ったら許してくれた 』
私「お父さん、私を生むことに、難色示してなかったの?」
母 『金銭的な心配はあったみたいだけど、
本当は生んでもよかったみたいよ。
そこまで反対してなかった』
※ここで亡き父ともコンタクトをとってみる。
私「お父さん、本当は私を堕ろして欲しかった?」
(※私の目から大粒の涙が溢れ出す)
父 『こんな宝のような娘が生まれ、
堕ろせばよかったなんて・・・
思うはずがない・・・』
(※鼻水が滴り落ちる)
※父はおそろしく泣き上戸であったことを思い出す。
ずっと母とコンタクトをとっている間、父の愛を感じていた。
母が生前、父にされた酷いことを私が質問しても、
母は恨んでいるどころか、全く気にしてもなかった。
父はどんな人だった?と聴くと、
母 「あなたたちを生み出してくれた愛しい人。
本当はやさしい人。
表現がひねくれてて下手だったけど(笑)」
父はケンカばかりしていた母が本当は大好きだったのだ。
私も母が大好きだった。姉も兄も父も、天然で天真爛漫で
苦しい状況でも、底抜けに明るい母が大好きだったし、
私たちは母に、救われていた。
そして、ずっと聴きたかったことをきいてみた。
私 「お母さんが、あの昔の時代に、すごい添加物に
詳しくて健康オタクだったのはなんで?」
母 「家族を守るためと、身体にイイもの、酵素とかが、
すごく神秘的で可能性を持っている
と感じていたから」
私 「お母さんは可能性を見つけるのが凄く上手いよね。
私の漫画もお父さんに反対されてもすごい応援してくれたし」
母「私は可能性を見つけて
伸ばすチカラがあるの!(ドヤ顔)」
私 「そうだね。そのおかげで私は漫画家になれたし、
上京もできたし、全部お母さんの応援や
思い切りのいい判断のおかげだね」
母 「あなたをみてると可能性の
かたまりにしか見えなかった」
私 「・・・私が?」
母「お姉ちゃんやお兄ちゃんは、
親や世間の言う事を聴こうとする子達
だったけど、あなたは違った」
私 「私は違った?」
母 「あなたは、とても、自由だった。
可能性を目いっぱい表現する子だった。
今でもそうよ 」
私「堕ろせって言われたのにね(笑)」
母 「だから生んで間違いなかったでしょ?
私の判断はいつも思い切りがよくて
大正解なのよ(笑)」
一通り、愛になった母と話した後、
長年の自分の出生に纏わるイメージが覆っていた。
私は生まれてよかったのだ。
母が大正解だと言ってるのだから、間違いない。