おはようございます

フリーランス歯科衛生士のericaです

昨日で6年務めた
嚥下専門の歯科医院を退職…

なので関わっていた
担当患者さんとも
悲しいお別れを😢。。



ご病気後になりお口から
お食事できなくなって、
その後も施設や医療人の
環境が揃わず。。

しばらくはお口からお食事を
諦めておられた女性。。

娘様が本当に熱心に
毎日、お口の体操や発声練習
体のリハビリなんかを
行いに施設まで来られておりました

ある日娘様から、、
「ダメ元でもいいので飲み込みの
検査だけでもしてほしい!

なんとかもう一度
母に少しでいいので
口からたべさせてあげたい!」

という強い願いから
内視鏡のカメラを
鼻から喉へ入れて
嚥下検査を行いました。

1度目は誤嚥リスクが高すぎて
評価は経口摂取不可でした。

2度目はなんとか工夫をして
再度嚥下検査を…

結果は、工夫次第では
ゼリー少量ずつなら
なんとか食べれる事がわかり

さっそく嚥下訓練の開始😊✨

初めての嚥下訓練の日に
専用のゼリーを一口
お口に入れた瞬間…
😍😍😍😍✨✨

そのお母様は目をキラキラさせて
こちらを向いておられたお顔が
忘れられません…

😍←本当にこんなお顔💕笑

現在まで半年ほどですが
少しずつお口の機能も回復され
食べる事をもう一度
思い出されて来たご様子💐

嚥下訓練という
飲み込みのお仕事に関わらせて
頂くようになり、、

色々な患者様を見てきて
やはり上手くいく例というのは、

御本人の意欲と努力は
もちろんのこと

何より大切なのは
環境が整うこと❣️

施設や病院のスタッフさんの
理解とご協力…

患者家族様の協力🙏✨

専門職での医療の連携

そして何より何より
いつも大事だなぁ〜

と思う事は、、

焦らない!!無理しない!!


時には嚥下訓練が中止になり
全くお口から食べる事が
出来なくなる方もおられます。

その方に共通するのは
焦って無理をした例が
多い様に思います

少しでも食べれる様になると
みんなもっともっと!!

と思うようになってしまうのです。

関わるこちら側も
もっとこの方に
よくなって欲しい!

もっと美味しい物を
食べさせてあげたいと
いう思い…

いつの日か…

”願い”

”欲”


に変わる時と言うのが
訪れます…

その時にいかに無理を
し過ぎないか。。

よくお食事にレベルアップ
みたいな言い方を使いますが

私はなんだかこの言い方が
あまり好きでは無くて

なんだか人間前に進みたい
という気持ちが出てくるのでしょうか?

けれどその方が
その方の喉やお口の
機能に適した食べ物を
食べれる事。。

それだけで
“良い悪い”というような
評価は必要ないのでは?

今食べれているその事だけに
感謝してそれを続け続ける事!!

一回の無理した事が
その後の障害に繋がることも
多くあります。

今を続ける事、、
それが一番の前に進むと言う事



長い間お世話になった患者様、ヘルパーさん、看護師さん、栄養士さん、理学療法士さん、機能訓練士さん、喫茶店のママさん達、、

本当に本当にありがとうございました😊❤️



7/21(日)13:00〜16:00
〜多職種連携口腔ケアセミナー〜
場所:尼崎市総合文化センター
講師:山下恵里佳
参加費:¥3000(再受講の方¥1500)
☆2名同時参加で割引あり

口腔ケアの基本から、実践まで!!
多職種での症例検討会などを行います

お申し込みは下記のアドレスまで
mmdr1@icloud.com