qui cherche trouve -2ページ目
遠くにそろそろ出かけるタイミング。
春も近いことですし。
新しいことも始まるし、
始まっているし。
悪気がなく人の気分を損なう人と、
悪いことをしてる自覚があってする人。
どっちが悪い?
って話になった。
勿論私は罪悪感を持ちつつ
わかってやってる方が罪は重いと
答えた。
ただ、悪気のない人は改善の余地がなく、
本人に伝えたところで理解できないだろうから
タチが悪い。
どっちもどっちだが、後者の方が
めんどくさい。
大体の場合、後者は善人で、
優しい気性の持ち主だが、
やっぱりめんどくさい。
鈍くて、はっきり断言しないと
伝わらない上に、ハートが強い。
いや、鈍いのは鉄のハートだからだ。
罪悪感があるなら、
罪の意識が欠片でもあるなら、
その時点で罪深い。
善悪の判断ができるのに、
自分でわかっていながら
止められないのは
二重の意味で良くないから。
春が来たな。
まぁ、何があったって、
なんでも起こるのやけど。
悔やんだりしていないことが
なによりも救いがあるというか。
まるで、みんなは慰めのように
早くわかって良かったやない。
と言ってくれるが、私は別に
落ち込んでなどいない。
自分でも驚くほど、何にも感じていない。
言うなれば、冬の重苦しいコートを
脱ぎ捨てたような気分。
実際に、背負うものが無くなったんやから、
事実、軽やかになったんやろう。
指輪を外さないのは、気に入っているからやけど。
もしも、なんらかの意味を見出すようなことに
なるんなら、外すことにしよう。
勿論、物事にはきっかけや原因がある。
誰かに何かを言われたのか、
自責の念に負けたのか、
それは知りようがない。
時間が過ぎれば、好きなように
解釈できるんやと思う。
自分の都合のいいように、
自分の信じたいように。
私はあの時に感じた全てが、
全てであると信じている。
忘れへんように、
しっかり覚えている。
捻じ曲げたり、美化したりしないように。
人は聞きたい言葉以外は、聞いたりしない。
見たいもの以外は見たりしない。
目の前に広がる景色すら、
勝手に耳に入る雑音すら、
全て締め出すことができる。
まるで、何事もなかったように、
以前のままに戻ることもきっとできる。
気づかないふりを続けていた時と同じに。
でも、それに何の意味があるのか。
現実の出来事から隔離されて、
空ばかり見上げて、何の意味がある。
誰も知らなければ、まるで事実に思えない。
誰も話題にしない。誰も知らない。
知らないだけで、事実は変わらない。
知る人間が多くても少なくても。
私には何が必要なんか。
それはやはり、今すぐに答えることは無理。
けど、必要ないものが何かは
今すぐに答えることができる。
多分誰もそうなんやろう。
自分がいらんもんはいらんて、
すぐにわかるもんなんやろう。
だいたい、何に使うもんかわからんもんなんか
どう考えたって、必要なわけない。
あったら便利なんかもしれん。
でも、不便なものに愛着があって
事足りるんやったら、どんな新しく便利でも
自分には必要ないんとちゃうかな。
不思議やねんけど。
全然飲まれへんくなってたお酒が
また飲めるようになった。
痛かったお腹が痛く無くなった。
あれは一体。
長い長い夢でも見てたんやろか。
清々しさの中にいる。
安心感を取り戻して、
また、ふわふわ流れてみる。
失ったものの大きさや、
小ささについて言及するのは
難しいだろうけれど。
ひたすらに気分はいい。
最近ずっと聴いている。
ふわふわ気分にうってつけ。
ふんわり包まれた中にいて
外の様子は窺い知れなくて。
でもずっと小さな違和感や
疑問を抱えたまま、
気づかないふりでやり過ごした。
だけど、
包みの中から這い出る機会があって。
気づかないふりしていたことに
やっと気付いた。
小さな綻びを見つけたら、
それが繋がりだったのかもしれない。
そこにあったものは
何だったんだろう。
何を基盤にそこにあったのだろう。

