死者に自分はもうこの世にいないんだということを認識してもらって未練なく次の生に歩み出してもらうために、葬式での大きな「泣き声」が大事な通過儀礼の意味合いを持ちます。
でも、親族は悲しすぎて泣けない時、声を出して泣かないと親不孝と思われてしまうので、そのとき、自分たちの代わりに泣いてくれるプロの「泣き屋」、「孝女白琴」に頼めばいいです。
もちろん葬式の予算によって、頼む人と頼まない人がいます。普通の人じゃできない仕事なので、絶対安くはないと思います。
プロの「泣き屋」と言っても、想像つかないと思うので、下記の録画を見つけました。見てください。
一度、近所のお葬式で、朝6:30ごろから「孝女白琴」の泣き声で起こしたことがあります。自分の親族ではないのに、どうしてそんなに時間が長く、悲しく泣けるのでしょうと感心しました。確か3時間以上も
聞くだけで、自分も泣きたくなるくらいです。

この名称の起源は、台湾の伝統芸能である「布袋戲(ボデヒー)」(*) (指操り人形劇)に登場したキャラクター。その名も「白瓊(ベイギン)」(*) (母親を亡くした娘という役回り)でした。その後「瓊(ギン)」の台湾語発音がなまって「琴(ギム)」となり「白琴(ベイギム)」という名前に。
「白瓊(ベイギン)」は、白い麻で全身を包み、手に死者を意味する白いのぼりを持った出で立ちで登場し、大声で泣きながら歌い、四つんばいの恰好で母親を死なせた悲しみを全身で表現します。その姿があまりにもインパクトがあり、劇での白瓊(ベイギン)のスタイルがプロの泣き屋のスタンダードとなり、名称までもが「孝女(ハウルー)白琴(ベイギム)」として定着してしまったのです。
















(多分)


























