「DRAGON GATE」は、1999年にメキシコから逆上陸して旗揚げしたプロレス団体「闘龍門JAPAN」。その後2004年に団体名が現在の団体名である「DRAGON GATE」に変更されて、今年2019年旗揚げから設立20周年を迎えた。
20周年記念として毎月後楽園大会で記念マッチを開催してきた。そして、年に1度の年間最大ビックマッチである神戸ワールド記念ホール大会は20周年記念大会として開催することになった。
20周年記念大会の目玉として用意されたのは、「闘龍門」の創設者であるウルティモ・ドラゴンの参戦であった。ウルティモは、04年に団体名を変更後から袂を分かれ、「DRAGON GATE」のリングに上がることはなかった。その中で今年4月の後楽園大会のメインイベント終了後、吉野正人がリング上からウルティモに向けて、20周年記念大会へ参戦を呼び掛けたのが発端であった。そこから2ヶ月後、6月の後楽園大会でウルティモはリングに現れた。そして吉野の呼びかけそして所属選手の呼びかけに応える形で20周年記念大会への参戦が決まった。
20周年記念大会にラインナップされたカードは、ドラゴン・キッド、吉野正人、ウルティモ・ドラゴンVS望月成晃、近藤修司、菅原拓也の6人タッグマッチであった。試合を迎えると、まずは望月組から入場。
望月とウルティモのマッチアップから試合のゴングは鳴った。試合が始まるとウルティモの対角である望月は、ウルティモと袂を分かれてからの15年間を埋めるかのようにウルティモと対戦を楽しんでいるように見えた。
近藤と菅原も他団体マットでウルティモとの対戦はあったが、やはりデビューしたリングでのウルティモとの対戦は特別だったように見えた。逆にウルティモとタッグである吉野、キッドも15年間の成長を見せるように試合をしていたように見えた。
吉野に関しては、コーナーでウルティモと隣になった時に何か会話してるように見える場面もあった。
ウルティモ自身も試合後のコメントでも言っていたように、15年間「DRAGON GATE」のリングに上がっていなかったことが、嘘のように感じるような“ホーム感”を楽しむように試合をしていた。
リング外でも会場の隅で試合を終えた所属選手たちは観戦し、解説を務めていた堀口元気は、涙を流しながら試合を見ていた。
最後は吉野が望月へトルベジーノを決めて、ウルティモに託す。ウルティモは、ラ・マヒストラルで望月から3カウントを奪って、「DRAGON GATE」初参戦の試合を見事勝利で飾った。
試合後、吉野はリング上でウルティモへ今後も「DRAGON GATE」のリングへ上がってほしいと願った。
一旦は保留したウルティモだったが、食い下がった吉野たちの説得もあって今後もリングに上がることを約束した。
そして退場の際に、対戦相手も含めてウルティモと抱擁した。
最後だったキッドは抱擁すると、逢えていなかった親に逢えた嬉しさをかみしめるようにガッチリ抱擁し、感極まっているようにも見えた。
バックステージで吉野は早速、8月7日の後楽園大会、8月24日の大田区総合体育館大会への参戦オファーをするとスケジュール調整した上での前向きなコメントでウルティモは答えた。20周年記念大会に相応しくそして20年間の歴史を感じられるような試合となった。
20周年記念大会のメインイベントは、団体の至宝であるドリームゲートを懸けてBen―Kが王者PACへ挑んだ。試合はBen―Kが25分を超える激闘の末にPACを下して新王者となった。Ben―Kは、デビューから3年3か月の史上最速となるスピードでドリームゲート戴冠となった。
新世代のBen―Kがドリームゲート王者になったことによって、「DRAGON GATE」は新たな時代に突入したと言っても過言ではない。ここからBen―Kが王者としてどんな景色をファンに見せていくのか注目が集まる。そして新時代に突入した「DRAGON GATE」は、どんな試合やストーリーが繰り広げられるのかにも注目が集まる。
















