全日本選手権第5戦はスケジュールが最終戦から変更になり鈴鹿大会が開催。例年は鈴鹿8時間耐久レースが開催される時期ですがコロナにより日程が秋に変更になりその代わりに全日本が開催される事になりました。
木曜日の初日は午前中はハーフウエットからドライに変わる微妙なコンディションとなりましたが、午後は真夏の陽気が戻り路面温度も50度近くまで上がりベストコンディションで走行できました。
今回から新型にマシンをスイッチした豊島はフライバイワイヤになったアクセルとの連動やエンジンブレーキなど細やかな感触を合わせ込むために走り込みを中心に周回。それでもトップ10 のタイムを記録してくるあたり本当に成長を感じる初日でしたね。
谷本は前回の筑波でレースウイーク初日からのペースアップをシッカリこなしていましたが、今回の鈴鹿でも初日から自己ベストに近いタイムを中古タイヤで記録。走り慣れた鈴鹿で筑波以上の走りを見せてくれました。
藤田は初日は若い2人に追い越されてしまいましたが慌てる事なくジックリとマシンセットの確認中でした。鈴鹿は得意なコースでもあり地力の有るライダーですから週末に向けマシンを仕上げて行きます。
中澤も2015年に8時間耐久で記録した自己ベストを更新して昨年の忘れ物を回収して帰れるか、今年最大のテーマに向けて発進しました。
金曜日の2日目は、朝方の雨も上がり1本目からドライでアタックです。豊島は午前中1本目の目標タイムをクリア。午後の走行では10秒台を狙います。谷本も昨日のベストを更新。課題のポイントは明確なので午後の走行でシッカリアジャストして行きます。
藤田と中澤は新たなトライに挑戦中でいつものように序盤にタイムを出して伸び悩むパターンでは無く徐々にタイムを上げてマシンとライディングを熟成中です。美味しい果実が実るよう見守っていました。🤗
午後の2本目の走行になり若干雲が広がり路面温度は40度台前半と下がりタイヤのグリップは上がってきそうです。若干向かい風が強くなり、ブレーキングのタイミングがシビアになりますがタイムアップが期待できるコンディションでした。
豊島はトップでコースインして津田選手、岡本選手と3台で一気にペースを上げてゆき目標の10秒台に突入。総合で10番手ですが9番手とは同タイムで10秒台に7台の混戦ですから気を緩めることはできません。
一緒に走った絶妙な加速テクニックを見せる岡本選手や、ヘアピンやシケインでコンパクトに旋回する津田選手には徐々に離されてしまいましたが、そこを修正してゆけば10秒台の前半は見えてきますから予選に集中です。
谷本は着実にペースアップ。11秒前半のタイムを記録。しかも中古タイヤで課題とした区間の走りも改善できているので予選が楽しみでした。
藤田も本来の走りにあと一歩。区間ごとの走りはかなり改善されてきましたが、全体の繋がりをあと少しの微調整です。リズムを取り戻せれば10秒台は楽に出せるポテンシャルを持ったライダーですからじっくりと静観していました。
そして中澤が想定以上のペースアップを見せて15秒台に突入です。この勢いで自身の自己ベストを更新して欲しいところです。いや欲を言えば14秒に入れる走りを見たいとこですね。
公式予選では谷本が一気にタイムアップ。豊島と2台でランデブーでタイムアップしてゆき目標の10秒台を記録。その後も岡本選手の後方で走りを学習しながらさらにタイムを詰めて総合11番手を獲得。
豊島はコースインラップでうまくポジションをとる事が出来ず13番手に後退。前に追いつこうとして走りのリズムを崩してしまいベスト更新はなりませんでしたが、走行後に走りを冷静に分析して明日に向けての調整を行っていました。
藤田は大分リズムを掴み始めたようです。あと一歩ですね。17番手と厳しいポジションですが
上手くまとまればトップ争いは厳しいけれど入賞争いには絡めると思うので、豊島、谷本との3大バトルが見れるかもしれません。
中澤は気合いが空回りしてタイムアップなず。33番手からの追い上げですが決勝でしっかりとベスト更新して帰りたいと思います。
4名それぞれの目標に向け決勝に臨みました。
日曜日の決勝は朝のフリー走行の後、16時の決勝まで長いインターバルを挟む為、ライダーは一旦緊張から解放して午後の決勝に向け集中力を調整します。
その間にGP3、ST600とレースが進み、JSB1000ではヤマハの中須賀選手が7連勝で早くもタイトルを決めて前人未到の10 度目のチャンピオンを決めました。
ヤマハのWGP60周年の年に60勝目でV10を決めるなんて凄すぎです!そしてそのプレッシャーを跳ね除ける精神力‼️見習わなくちゃね🤔
そんな盛り上がりの中、雨も心配されましたがギリギリドライコンディションで決勝はスタートされました。
チームを引っ張るポジションにチョイ緊張👍
いい顔になって来た😊
マスクを忘れてタオルで防御のタクヤ🤣
出し切る覚悟の出陣じゃ😠
スタートよく飛び出した谷本は8番手近くまで順位を上げますが最終シケインでオーバーランしてしまいポジションダウン。チームトップは豊島怜が11番手で通過。藤田16位、谷本27位、中澤32 位で1周目を終えます。
そしてここで谷本にジャンプスタートのペナルティーとしてライドスルー(ピットロードを通過する指示)が出されてしまいます。
鈴鹿サーキットのホームストレートは下り坂になっている為小柄な谷本選手はブレーキペダルを踏んでバイクを静止する事が難しく、スタートでレッドシグナルが点灯してアクセルを開けた時に少し前ブレーキの握りが甘くなりバイクが前に進むんでしまったのです。
レースは豊島怜が6番手集団の後方に付けますが徐々に引き離されて単独走行となりますが、上位陣が転倒などで戦線離脱する中で確実に順位を上げ7位でチェッカー。
藤田も決勝のアベレージは改善が見れて豊島の後方に迫って来て最後は10番手でチェッカー。予選グリッドが良ければシングルフィニッシュも見える所まで回復して来たので残り2戦が楽しみです。
ペナルティーで一旦は最後尾に落ちた谷本ですが決勝のアベレージは4人の中で最も良くて、入賞争いの上位陣と変わらぬペースで最後まで走り切り17位まで順位を上げてチェッカーを潜りました。
中澤は目標の自己ベスト更新は成りませんでしたが、終始ドッグファイトを展開するレースでポジションを入れ替えながらラストラップを迎え、勝負を仕掛けたデグナーコーナーで転倒を喫してしまいました。悔しい結果ですが攻める気持ちを最後まで持ち続けた中澤の成長も大きな収穫のレースでした。
皆様の多くのご声援、ご支援、ご協力に心より感謝致します。
チームは既に残りの2戦に向けて岡山、オートポリスとテストに向け始動しています。
盛り上がるレースをお見せ出来るよう精進して参ります💪
※沢山のお写真有難うございます。大切に使用させて頂きます🙇♂️



















