健康食品の定義


健康食品の厳密な科学的.医学的定義は存在しないし、法的な定義区分も存在しない。「食品は本来、健康のためのもので、有害物質の入っている不健康食品はあっても、健康食品はありえない」という見解も存在し[4]、健康食品と普通の食品との違いは不明確である


。しかし、健康ブームの高まりにあわせて健康食品の市場は大きく成長している。しかし健康食品に過度の期待をするあまり、適切な食生活を軽視し逆に健康を損なう例がある(フードファディズム参照)。また多数の健康食品の中には、薬事法違反の成分を含有する商品や違法な効果効能表示する商品がしばしば摘発され、また死亡事故も発生している。

 

健康食品 のこれらの課題に対処するため、行政はしばしば規制の強化または緩和.指導を実施し、適正に用いられるように検討会を設けてきた。法的な定義区分が存在しないため、この場合、「いわゆる健康食品」や「健康志向食品」など[4]という用語も使用される。健康食品には、エビデンス(科学的根拠)のないもの、エビデンスが不十分なものも存在し、また逆にエビデンスがあっても保健機能食品でなければ、表示すれば薬事法違反となるため表示できない。

私たちの生活に定着した健康食品


「機能性食品」とは、通常の食品に、ある特性を人工的に強調し、おいしく食べてなおかつ病気を予防することを目的とした食品のことです。カルシウムが強化されたあめや、ビタミンが強化されたジュースなど、いろいろな食品が出まわり、ますます種類もふえています。

薬は使う量が決まっていますが健康食品 には規制がないため、取りすぎや、食中毒(薬ではないので副作用とは言わない)など、体に負担がかかることもあります。例えば、水に溶けやすいビタミンCは飲んでも体外に排出されやすいのですが、溶けにくく油に溶けやすいビタミンAやDは、取りすぎると体内に蓄積されて過剰症になってしまうこともあります。

これらの食品を、健康保持、成人病や老化の予防を期待して沢山食べても、一方で不健康な生活をしていれば結局は医療の世話になるわけです。健康食品や機能性食品に頼らず、規則正しい生活とバランスのとれた食事(一日に30品目)が健康の秘訣です。この機会に健康の基本、食生活をもう一度見直しませんか。