元々体調が良くない事もわかってたし、いつかこの日が来るだろうと覚悟していた自分もどこかにいた。
初めてここで出演してもうかれこれ4〜5年。
当時は六本木の奥に佇むビルの7階。
店に伺う前の電話対応、そして実際に会った初めての印象は、もちろん「無愛想、無反応、怖い」。
演奏していても遠くから睨みつけるようにじっとこっちを見ている。
正直もう2度とここでやりたくないと思った。
でも帰り間際「また今度出てよ」と一言。
意外な言葉に少し戸惑ったのを覚えている。
気付けばそれから月1ペースで出演し、色んなアーティストやお客さんとの繋がりが広がっていた。
いつしかブレイブバーはホームグラウンドに。
それでも上垣さんの印象は「無愛想で少し怖い」。
ただたまに少しだけ見せる笑顔や、酔った姿を見てるうちに印象は確実に変わっていった。
2年前に親父が亡くなった時、隣で話をじっと聞いて10秒程沈黙の後、僕の肩を2回叩いて、「大変だけど、まぁ頑張って、、」と小さい声で言ってくれた事、
六本木時代も、関内に移ってからも、好きなラーメン屋に連れていっては「何でも好きなの食えよ!」と言ってくれた事、
最近では、10年振りに同じ奄美のアーティストを誘ってブッキングしてくれて、「どう?嬉しいでしょ⁇ね?」と言ってくれた事、
どれも普通の言葉だけど何故か深く印象に残ってる言葉。
ただ、毎度体調の事を尋ねると「大丈夫だって〜人間は死ぬ時は死ぬんだから〜」と笑いながら話を変える……
そして今日ブレイブバーへ。
やっぱり姿は無かった。
それでも実感は沸かない。まだ入院してるんじゃないかと。
聴けば、最後も1人きりでトイレで倒れていたとの事。
「俺の人生ロックだから!」とも言ってたっけな…
先月の誕生日ライブで頂いた白ワインを、昨日誕生日を迎えた上垣さんの写真の前で一緒に頂きました。
本当にお世話になりました。
合掌。









