遮蔽感覚

撮影で大阪へ行く機会が増えて喜ばしい事なのだが、
問題がひとつ

自宅から大阪まで２時間弱・・・
道中が非常に退屈なのだ
仕方が無いので、人間観察で時間を潰す

携帯電話、スマートフォン、DS、PSP、モバイルPC、etc・・・
電車内を見渡すと乗客の半数が自分の手元を見つめてる
一昔前には想像すら出来なかった光景だ

もっと記憶を遡ると、ポケベルの着信音
駅に電車が到着すると公衆電話にダッシュし、
鬼のようなスピードでプッシュボタンを押していた女子高生が懐かしすぎる
便利な世の中になったものだと、つくづく思う

様々な人が集まった小さな空間に興味もあるが、
余計な情報が溢れているのも事実
まま遮蔽モードへ突入したくなる

雑音を消すには、やはり音で遮るのが一番かな？
といつものように考えていた
手っ取り早いのは音楽プレイヤーを使うこと

しかし、
昔から聴覚を妨げるヘッドホンが苦手だ
他者からの波動を、触覚的な部分より聴覚に頼る割合がほとんどだから、
その部分が無くなると、とてつもなく不安になる

そんな私だが、
退屈な時間には勝てなかった
ついに音楽プレイヤー購入を決意

そう決めたら、居ても立ってもいられない

駅前に大型家電店が出来て、駅横の家電店がショボくなった
もう来ることは無いだろうと、
駅横家電店の残っていたポイントを全て消化してMP3プレイヤーを手に入れた

翌日から早速実戦投入

あ～、もっと早くに実行すべきだった
閉鎖的になることがこれほど快適とは
内容は聞こえてこないけど、人間観察は出来るしこれで善し

少し現代人になった気がした

もちろん、電車を降りたら外すけど（笑）