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小説は奇なり

作家志望の僕が、小説を書いていくブログ

作詞・作曲家であり、歌手でもあるZAQさんのオリジナル曲『始まりの種』を元に書かせていただきました。今回は、小説というより、ポエム(詩)に近いかもしれません。
とにかく、楽しんでいただければ光栄です。

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現実逃避にも、もう飽きた。
だけど私は泣き虫で、遠くで叫ぶ過去にさえも、背中を向けて、耳を塞いでいる。
今だって……。

そんな風に思っていた。
それなのに君は……、君は、こんな私に手を差し伸べてくれた。優しい笑顔を見せながら。
それが、私にとっての光だった。
不安定な私を支えてくれる光が、とても眩しく感じられた。
……誰か、いつか、気付ける人はいるのだろうか。私を照らす光の向こうで、濃くなる影に。

君は私を「弱い」と言った。
私は弱くない。すぐに泣くからって、そんな風に決めないで。
……でも、お願い。強いとも思わないで。泣かないからって、強いわけではないの。

ねえ。君が握る手を、君の暖かさを、信じてみてもいいかな?

やっと気付いた。ようやく、見つけた。
きっと、ずっと前から知っていたはずの真実。涙でぼやけているけれど、それは紛れもない、私自身のものだ。
私の頭を撫でながら、「君は君でいいんだよ」って、そんな言葉をかけてくれた。
……もう少し、安定してみてもいい、かな。これからゆっくり決めていくことにしよう。今の私には、その答えを出すのは難しい。
だけど一つだけ、私は答えを見つけた。
いま、隣に眠る君の横顔が、その光が、私の中の新しい気持ちを照らしてくれたこと。
それだけは確実に言える。

ありがとう、そばにいてくれて。
芽吹いたよ、始まりの種が――。


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