新しい生活…だ、大丈夫か?! | a2kichi あつきちのブログ

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韓国ドラマあれこれ・・・・。



2020.03 吉日
日頃の努力が実り、息子は春から大学生となる切符を貰った



昔から憧れだった大学を目指してお尻に火がついたのは11月
センター試験は模試を繰り返す内に実力が付いていった
と、言うか憧れの大学は足切りがあって、センター試験の結果如何に寄っては二次試験を受けさせて貰えない
しかも900点満点が三割換算されてしまい、母は後から知ったのだが教科によって掛け率が平等ではないのだ
模試をこなしながら彼は実力だけでなく、自分に自信がついたと母は思っていた
だが、本番直前に受けた進研のプレ模試から彼のメンタルは崩れ落ちた
今回に限って相性が悪かったのか、理系なのに国語は今まで全く問題無くて得点出来る教科の内の一つだったのに、彼曰く「過去最悪だった」と…
その落ち込みようは今まで見た事ない程で、明らかに疑心暗鬼に陥ってしまっていた
総点数は逆に過去最高点数だったにも関わらず、国語のつまづき(言う程のミスはやっていないのは明らか)が気になって先に進めなくなっていた
いや、この状態こそが自らにかけてしまったプレッシャーだった
何をしても出る言葉はマイナスな事ばかり
しまいには震え出したり、イライラをヨン(我が家のワンコ)にぶつけたり…
親の声掛けにも全く反応が無くて、これでは最悪の事態に(試験当日に寝込むとか)なり兼ねない
で、考えたのが神頼み!
精神的に参ってる時は、精神的に支えて貰うしかないと出雲様にお詣りした
いつもは見向きもしないのに、今回は素直に手を合わせた
不安は完全には払拭されなかったが、異常なまでの不安感は見せなくなった



当日…
血の気が引いた顔で帰って来た
一切、喋らない
二日目…
「ダメだ…」
ボソっと呟いたまま、寝込んだ



親も覚悟を決めた
本人の手応えとしては、憧れの大学どころか、確実視されている第二希望の大学ももはや危ないのだろう
すると、父親にコソっと呟いた
「ギリギリでも、受けて良い?」



え?
ギリギリ?
全く届かぬ遥か下じゃなくて?
それって地元大学ならA判定レベルですけど?



次の日、青い顔して自己採点しに学校に行った
蓋を開けてみると国語じゃなくて、稼ぎ頭の数学をヘマっていたらしい
緊張とプレッシャーで普段の実力が出せなかった
そう考えたら、超難関を狙う学生さん達は本当にメンタルが強いんだろうなぁと思う
実力がなければ、もともと目標にもしないだろうから、彼らが日々鍛えて身に付けなければならないのは強いメンタルと自信なんだよなぁ
結果、にわか努力で自分に自信が無くなってしまった息子は超ギリギリと言う点数だった


「でも受けたい!受けても良いか?」


全く届かぬ点数だったら良かったのに、二次で逆転も可能と言われて親は判断を誤った
彼が勉強したい学科は、実は第二希望の大学にあるのに「長年の憧れ」には親も勝てなかった



結果、息子を阻んだのは新型コロナウイルスや新受験制度に不安を抱いて「手堅い選択」をした受験生が多かった事実だ
今年の受験の傾向から見れば、センター試験をしくじったのは命取りだった
超難関狙いだった皆んなが、センター試験の点数で確実な大学へと切り替えてくれば、元々ギリギリの息子に席はない
11月から席だけ置いていた塾の先生は、センター試験後に過去問を次々と仕上げていった息子の実力なら挽回出来ると仰ったし、自己採点からの判定では確かにその位置だったけど、願書提出してみたら超難関から格下げて来た方々が増えたって話でしょ
過去問を解いただけで挑戦をした息子は、結局は実力不足と言う判定だった




けど、本当に受からなくて良かったーー!




が、実は本音
飛行機乗らなきゃ行けない遠方で
勉強したい学科に入れるかも分からない実力有りきの総合学科で
しかも今年は新型コロナウイルスの脅威までオマケ付き
右も左も分からないヤツが生きて卒業出来るかも分からないじゃん!!
我が家のお台所事情を改めて考えたら、とても笑って送り出せる大学じゃなかったのよ、マジで
二次受けた本人はそこそこの手応えあったらしくて、親は本気で土地売ろうか悩んでたわ
だって、受かったら「諦めてくれ!」とは言えないじゃん
娘の時にも、京都の女子大学にも受かってしまって一悶着あったし
あの時は北野天満宮様が「これ以上騒いだら家が潰れる」っておみくじを娘に握らせて下さったお陰でアッサリ諦めてくれたけどね



さてさて息子は
後期が確実視されていたから前期を挑戦したくせに、前期でダメだった時の落ち込みは大変だった
「憧れの大学」に落ちたより「前期」で落ちた事実が格好悪くて耐えられないと喚いた
だったら、最初から…と言いたくなるのを我慢する親
私立も必要ないからと、一切受けてないのだから、親は本人よりヒヤヒヤもんですよ!!
このご時世に浪人はさせられません!!!
後期は確実視されてたけれど、それはあくまで皆んなが願書を出す前の段階
前期もあの時の判定よりグッと下がったのを見れば、後期も難関の受け皿として思った以上に願書を出してるかも知れない
息子が入学する事になった富士山大学は後期の受入数が他に比べると多い
これって、前期難関挑戦組を沢山取り込もうって狙いがあるんじゃなかろうか?
少なくとも学寮のアンケートでは出身高校の偏差値はかなり高いと主張していたㅋㅋ
前期に難関を挑戦したんだ!って自負心かな
今年について言えば、前期を手堅く選択した人が多かったのを裏付けるように後期実受験者数が減っていた
息子にとっては更に追い風となった
ま、前期は確かに負けたけれど、自分自身が負け組で終わるか終わらないかは、これからの四年間にかかってるよね




後期試験で合格した場合には、本当に手続きがバタバタで大変だ
前期で挑戦したいと言う本人の気持ちを汲むあまりの選択だったけれど、合格通知が届いてから慌てて入学金振込んで必要書類を集めて郵送しても期限ギリギリだった
書類に不備があったらハンコ持って新幹線乗って直しに行かなきゃならないかも〜と気が気じゃなかった
「晴れの国」をどうしても出たいからと選んだ訳じゃなくて…それなら旦那が愛するカープ大学でも良い訳で…勉強したい学科で探したら富士山大学がドンピシャだっただけの話なんだけど、やっぱ遠い!!



学寮にもバタバタと入ったけれど、一体全体どうやって生活してるのかさえ見えて来ない
入学時の重要なガイダンスがアレコレあって、これだけは「知らなかった」じゃ済まないので、息子に内緒で寮母さんに電話した
親は本当に裏で頑張ってるんだぞーー!




ある夜中
「今から筍取りに行く」




って、謎のLINEだけ残してスルーするなっ!!



同室の方が誰なのか
同室の先輩が誰なのかさえ教えてくれない息子
たまーーに来たLINEには
「大きめの洗濯バサミが要る」
「こんなハンガーも要る」
とか、要る物の要求しか流れて来ないから
親は
「なんで洗濯ばっかやってんの?」
「女子寮にある洗濯場に、好みの子おったんじゃね?」
とか勝手に盛り上がっております!



とにかく元気なら良いよ
分からない事あったら誰かに聞けよ



大学ってトコは、どこが正面なんだか分からない…ちなみに構内の木々、もうちょい手入れした方が良くないかしら…余談