6月に宮沢賢治の書いたメロディーをもとにしたチェロとピアノのための宮澤賢治組曲を演奏します。私の演奏をお聴きになる皆さまのために解説しますが、ご興味のある方もご覧ください。尚、コンサートは関係者のみのものとなります。宮沢賢治は自作の童話や短編をイメージした音楽を作曲していて、その中でも『星めぐりの歌』は「あかいめだまの さそりひろげた鷲の つばさ」と星座織り込んだ歌詞で知られています。私は賢治が夜空に広がる満天の星々を見上げて、思わず口ずさんだかのようなメロディーに心惹かれます。この星めぐりの歌は、双子の星、銀河鉄道の夜などの童話の中に出てきます。宮沢賢治組曲では、セロ弾きのゴーシュの主題による前奏曲、イギリス海岸 序奏、月夜のでんしんばしら 行進曲、星めぐりの歌 夜想曲、牧歌〜銀河鉄道にのって 終曲。今回、終曲を新たにアレンジし、銀河鉄道のイメージを盛り込みました。併せて、かつてお茶の博物館として有名な入間市博物館ALITで『宮沢賢治星空のチェロコンサート』で使用したライナーノートを公開します。






