何歳かは忘れちゃったけど
小さい頃に車の助手席に
母親が座っててその前の空間に僕は蹲ってた
煙草を吸っていた母親は
その煙草の灰の部分を口に入れてきて
僕は口をぽふぽふっとしたのを覚えてる
父親と母親は喧嘩ばっかで
警察沙汰になったことは何回もある
叩かれて蹴られて お皿を投げられて
首を絞められて 包丁を向けられて
寒い日にも暑い日にも
外に追い出されたこともある
母親の弟さんと弟さんの奥さんには
よく思われてないようで
挨拶をしても無視されるし苦笑いされる
僕ら家族を悪く言ってるのも気づいてた
弟さんが酔ってる時に
押し倒されて服を脱がされたっけ
怖くて怖くて、
でもどんなに暴れても無駄だった
『まぁ自分が悪いんだけどね』
小学生の頃は友達と遊んでて帰る時間になって
友達が渡っちゃえって僕を押して
道路に出て車に轢かれた
大したことじゃなかった
骨折して歩けなくなって1週間くらいの入院
1週間入院してる間に僕より年上の
優しいお姉ちゃんみたいな友達が出来た
その子は小さい頃から重い病気で
いつ死んでもおかしくないらしい
僕はその子と不思議と仲良くなって
連絡先も交換した
その子がいつか私から連絡するねって
それでバイバイした
5、6年生のときは全てが無だった
みんなから無視されて笑われて
虐めって言うのかもね
6年生のときに突然、
入院した時に友達になった子から連絡がきた
退院してから1回も連絡はなく
3年くらいは経っていたから
最初は誰だか分からなかった
それから会う日を決めて
その子と会うことになった
すごく久しぶりに会ったはずなのに
自分のことを話してしまった
その子も話してくれた
少し楽になったんだ
学校が辛くても頑張ろうって思えた
帰る時にその子が
次遊ぶのは君が中学生になったらねって
また連絡するねって
僕は何で?って聞いてみたけど
いいから!中学生になるまでは待っててね
そう言ってバイバイした
それからの日常空っぽだったけど
僕は学校を休まずに行った
卒業式はみんな泣いてたような
僕は無だったけどちゃんと卒業した
中学生の頃は小学校で一緒だった子もいるから
そこまで日常に変わりはなかった
むしろ酷くなったかな
コソコソ悪口言われるのは慣れてるけど
下駄箱の僕のところに
悪口が書かれた紙が入ってたり
靴にゴミとか画鋲が入ってたのは驚いたな
最初は仲良かったはずの友達でも
友達関係が崩れてくのがあたりまえになってた
中学生になったら連絡するねと言っていた
その子からも僕が中学生になって
すぐに連絡がきた
その子から連絡があって
会える日はその子と会うようになった
会える日が会う日に変わって
呼ばれたら行くようになった
最初は仲良く遊んでたはずだった
でも地雷を踏んだのか態度が変わった
刃物を切りつけられたこともある
僕は離れようとした
でも出来なかった
だって
『彼女は僕しか居ないから…』
本当にだるかった
まだ生きて間も無いのに人生が嫌になった
未来は真っ暗闇だった
気づいたら手首の傷が増えて
浴槽は真っ赤で意識がなくなった
生きてた
気づいたら階段から落ちて
全身痛いし痣だらけになった
生きてた
何回も何回も繰り返した
生きてる
高校生になっても繰り返した
新しい友達はできたけどほとんどさよなら
彼氏というものもできたけど
不良だったりメンヘラだったりで
無理やり押し倒されてキスされたり
無理やり服脱がされたりって過去が蘇る
それがあたりまえって淡々としてたら
何か別れられた
高校生も変わらず彼女からは呼び出されて
彼女の大切な人とその友達みたいな人に
殴られたり蹴られたり好き勝手された
意識が戻った時には知らない家でベッドの上
彼女の大切な人に抱かれてた
その時の僕は抱かれてたなんて知らなかった
涙で前は見えなかった
それからも彼女から酷いことされて
家を荒らされたこともあった
親は知らない
彼女は頭が良かった
彼女は僕が親を頼らないことを知ってたから
それから彼女からの連絡が無くなった
しばらくして彼女の大切な人から連絡があった
彼女は亡くなったという。
彼女の大切な人は僕に泣きながら謝ってきた
彼女の為にって彼女はもう長くはなかったから
君は全て許してくれる
君は優しい
君に助けて欲しくて
だから
君に八つ当たりしてたって
許されないことだから
訴えてくれって
警察に行くって
彼女の大切な人が言ってきた
僕はもういいですって呆れてしまっていた
心の中で
『やっと死んでくれたんだ』と
思ってしまった自分もいた
でも、僕も彼女に救われたことがあったから
『ずっと忘れないよ』
高校生も最悪な日々だと思ってた
だけど
僕には光が落ちてきた
君と出会った
君とは高校生になってから友達になって
みんなと同じだと思ってたけど
君はどんなに突き放しても
また僕の手を引っ張ってきた
僕は嬉しかった
初めてあったかい気持ちになった
ずっと一緒にいた
『好き』って初めて知った
『生きたい』って思った
高校卒業もした
高校卒業して今でもずっと君と居る
君は僕を怒ってくれた
間違ってるって
君は僕を抱きしめてくれた
正しいんだって
僕の生きる意味や生きる理由は君
君が君であることが絶対条件
君なしでは生きられない
どこまでも救いようがない僕でごめんね
でも、それが僕なんだよ
『君だけを信じてる』
いつか
いつか
君が僕を殺してね