episode-5  opening

「日本が鍵・・・それは・・・

それは、どういうことをあらわしているんですか??」


「すみません、武藤さん。

これ以上は捜査上の機密なので・・・」


「・・・そう・・・ですか・・・」


「では。」


「?・・・どちらへ・・・」


「・・・捜査・・・です」



そう言って、藤岡は会議室を出て行った


(・・・わからん・・・そんなオカルトチックなことが実際にあるとは・・・


だが、それではなぜ5件もの連続殺人が起こるのか・・・


動機は?・・・なぜ顔をつぶすのか?・・・なぜ・・・


目撃情報は匿名の電話だという・・・目撃者はどこに居る?


そして、そいつはなぜ犯人が杉本和宏だと言ったのか?


杉本はどこにいる?・・・それぞれの事件には必ず今回のように


杉本と呼ばれている男の部屋に必ず別人が居る・・・


そしてそいつらは皆、「自分の名前は杉本和宏」だと言う・・・


顔は全てまったくの別人だと言うのに・・・


いったい何が起きているんだ・・・)


「武藤さん!」


「・・・ぉう・・・田所か、どうした?」


「すいません。藤岡を見失いました・・・」


「なんだと!・・・


田所・・・都内の地図はあるか?」


「はぃ?地図・・・ですか?」


「そうだ!早くもって来てくれ!!」


「は、はい・・・」


(なぜ気づかなかった!?・・・『六芒星』の頂点は6つ・・・


事件は、今回を含めて5件・・・あいつの理屈からすれば


もう一件事件は起きる・・・あいつはきっとそこへ向ったんだ・・・

「はぁはぁ・・・すみません・・おそくなりました・・・」

武藤は奪うように地図を広げる・・・

「最初の事件が中野区南長崎1丁目椎名町駅裏・・・


次が江東区箱崎水天宮わき・・・北区王子飛鳥山公園・・・


荒川区都下水処理場・・・で、港区芝共立薬科大学・・・


・・・・・


そうか!!田所、すぐ車を回せ!!


あいつは代々木公園に向ったはずだ。出るぞ。


それと、各所轄に連絡。


代々木公園周辺に非常線配備。各鉄道会社へも協力を要請しろ!」


「武藤さん・・・でもあいつは・・・」


「責任は俺が持つ。急げ!!


「は、はい!」


(あいつは、どこまで知ってるんだ?・・・


オカルトなど信じてるわけじゃないが、今は少しでも可能性があるのなら


それを調べるしかない


あいつは・・・本当にICPOなのか・・・)




警察署の玄関にはすでに車が止まっていた


助手席に乗り込む武藤・・・


走り出す車・・・