こんばんは
先日、映画『花の詩女ゴティックメード』のチケットが販売されていると宣伝させていただいた件。
関連記事
おかげ様で上映が成立し、本日観てきましたよ。
始めに「ファイブスター物語」を上映し、15分間のインターバル後に
「花の詩女ゴティックメード」が上映されました。
貸し切りという形の上映になるからか、通常なら上映前に20分程の広告が入りますが映画泥棒を流しただけで作品の上映が始まりました。ちょっと新鮮に感じました。
「ファイブスター物語」は月刊ニュータイプで1986年から連載中で(エヴァンゲリオンはTV放送から26年経って今回の劇場版で完結したと話題になりましたけどファイブスターは35年経ても終わる気配がありません)
1989年に単行本第1巻を劇場アニメ化。第1巻はレディオス・ソープ(アマテラスのミカド)とファティマ・ラキシスのラブストーリーなので初見の人も話にはついていけます。
主題歌は「瞳の中のファーラウェイ」。アイドル時代の長山洋子さん。
ファイブスター物語The Five Star Stories【MAD】(1280X720)
ファイブスターは当時劇場で観ましたし、DVDも持っていますので期待はしていなかったのですが
スクリーンで見ると違いますね。当時の色々な事が思い出されて感慨深かったです。
上映後に一部の人から拍手が送られました。
昔に観た作品を再度スクリーンで観るのは有りですね。
15分間のインターバル
次がメインの「花の詩女ゴティックメード」ですが、トラブルがありました。
映画泥棒の音声だけで映像が流れません。真っ暗な中、音声のみが流れるシュールな世界。
ま、途中から映像も入るっしょ。と気楽に構えていたら、どう聞いても本編の音声が聞こえてくる。
さすがにオカシイと劇場内がザワザワし始めた時に係の人が現れて「申し訳ございません!」と会場が明るくなる。
まあね、機械のご機嫌がナナメな時もあるよ。数分後、再スタート。
またもや映画泥棒の音声だけ。。。笑いが起きたわ。
係の人が再度「重ね重ね申し訳ございません!」
係の人が悪いわけじゃないから可哀そうになってきた。
先ほどよりは早くに再再スタート。
映画泥棒のアップで映像停止。また会場で笑いが起きる。
いやぁ。これほどの大画面で映画泥棒さんのご尊顔をじっくり見たことないわ~。
ある意味貴重な体験だと思っていたら、何とか映像も動き出し、その後はトラブルなく完走。
「花の詩女ゴティックメード」は2012年上映。
時系列的には上記の「ファイブスター物語」の話よりも昔の話。「ファイブスター物語」のスピンオフかな。
「ファイブスター物語」が星団暦2988年
「花の詩女ゴティックメード」が星団暦451年
専門用語が出てくるので、初見の人には厳しい内容です。
しかし単行本を読んでいる人は是非映画を観てほしい。
カイゼリンの起動音は「女性の幽霊が泣き叫ぶような音」と文字で読んでも実際に聞かないと分からないし、動き方も想像以上に素早い動きでした。
でもロボットが出てくる時間はそんなに長くないです。国家を滅ぼせる強力な兵器なので短時間で決着が付きますから、ガンダムみたいな戦闘シーンはありません。
敵のステルス戦闘機も機体が見えないのは勿論だけどエンジン音もステルスで、飛行時は一気に加速してシュンシュン飛んでいましたよ(語彙力なし)。
漫画で想像するしかなかったけど、原作者の頭の中で物語が展開され、動きや効果音はこんな感じで、それを漫画にするとこうなるのね。と作品の理解が深まりました。
変にエフェクトを多用して派手な演出をすることなく、絵や背景の美しさを見せる王道のアニメーションというのも良かったです。効果音にかける情熱も半端なかった。最初に神官が杖で地面で突いた時のコーンという音の響きやロボットのエンジン音は本物のジェットエンジンの音を使っていたり。
ト-カも用語は理解できるけどガッツリ単行本を読み込んでいるわけではないので
後からネットの解説で、映画の主人公のトリハロンは単行本何巻のあの人の先祖か!とか
エンディングでは荒野が花が咲き乱れる土地になったので、時間が経過しているのが分かるし
そこに新たに出てきた4人のうち2人は名前と顔が一致するけど
残りの2人の名前が出てこない。単行本で見たことはあるけど名前なんだっけ?とか
ていうか単行本の人物がいるという事は荒野から数千年は経過していますよね??
考察・解説系の記事やYouTubeを見て補完するのが楽しみになりますね。
また単行本を読み直そうかしら。
終わった時にはファイブスター以上に拍手が!!
なんやら一体感ある上映会になっています。
こういう機会もあまりないだろうとト-カも拍手しておきました。