Kumikoです
IELTS(アイエルツ)のライティングやスピーキングの試験においては、
英語の運用能力
を試すだけではなく、
英語圏の文化、考え方
をしっかり理解しているか、ということも試されます。
この点に関しては、日本で独学をする人にはちょっとハンデがあると思いますが、
日頃から意識をすることで鍛えることができます。
最初のうちは日本語でもいいので、とにかく
「なぜ?」
という疑問を日頃から持つこと。
そして、「なぜ?」という疑問を持ったら、それに対する答えも自分で考えるわけですが、
そのときに、
常識だから
みんなやってるから
なんとなく
直感!
え、好きだから
といったような答えを避けることです。
例えば、あなたは音楽が好きですか?
「好き」と答えた方→なぜ、好きなんですか?
「嫌い」と答えた方→なぜ、嫌いなんですか?
「どちらでもない」と答えた方→なぜ、どちらでもないんですか?
必ず、答えがあるはずです。
これは、IELTS(アイエルツ)だけに当てはまることではなく、英語圏では、こういった受け答えができないと、あっという間に「つまらない人」に成り下がってしまいます。
A: Do you like music?
B: Hmmm I think I like it.(←日本人にめちゃくちゃ多い答え方です!!!)
A: Why do you like it?
B: Hmmmm no reason! hahaha (←これまた多いです)
(会話終了)
私はまわりのカナダ人に、答えに困ってしまうような質問をすることが多いのですが、彼らは「う~ん、なんとなく?」という答えだけで終わらせることはまずなく、何らかの形で話が続くようにしてくれます(無意識だとは思いますが)。
例えば今日もデボラに
色々な国の生徒さんで、一番すごいアクセント(訛り)があったのはどこの国の生徒?
という質問をしてみました。
そしたら、
う~んそれは個々の生徒によるなぁ
という答えが返ってきました。
それはもちろん、それが正答なんだと思います。国でくくれるものではないですよね。
納得の答えではありますが、これで終わると会話は終わってしまいます。
そうすると、デボラは付け加えて
ほんと色々な人が居るよ、日本人は比較的発音がクリアなほうだけど、全然聞き取れない人もいるしね!
と具体例をあげてくれたり、
あえて傾向をあげるとすれば、英語と同じスペルの単語がたくさん母国語にある人(スペイン語、フランス語、ドイツ語など)は逆に意味を知っている分、母国語と同じ発音しちゃったりして通じないことがよくあるよ!
と付け加えてくれたりしました。
IELTS(アイエルツ)でも私が指導しているのは、まさにこのようなことです。
「It depends on the situation!」
とついつい言いたくなる気持ちはわかりますが、上記のようにそのsituationの具体例をあげてみたり、「あえて答えてみるとすればね、」のような努力が必要です。
そしてこれを鍛えるためには、普段から「なぜなに」の思考を持っていることが大事なんです。
最初は日本語でもいいので、ぜひぜひその習慣を取り入れてみてください!
当校のIELTSクラスでも、その習慣が無い方には、かなり早い段階から取り入れています。
(すぐに身に着くものではないですからね!)
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