Kumikoです
IELTSは独学では勉強が難しい試験だといわれています。私の経験からいえば、下記が主な理由だと思います。
1、ライティングの添削をしてもらわないといけない
テキストの模範回答と比較して・・・という独学も可能ですが、エッセイなどはテキストによって形式も違い、模範回答を載せていないテキストも多く、私自身は勉強していたときかなり混乱しました。
また、教える側になったときも、自分の弱点を把握できていない生徒が非常に多いことに気づきました。自分のライティングのどこが弱点なのか、客観的に把握するのはかなり難しいことだと思います。もちろん、文法や単語の使い方などの間違いを訂正してもらうのも、同じ間違いを繰り返さないためには必須です。
2、スピーキングの実践練習をしないといけない(フィードバックをもらうのも重要)
IELTSのスピーキングのパート1と3は対話になっています。テキストを見ながらの独学も可能ですが、対話の緊張感はなかなか得がたいものです。また、折に触れてフィードバックをもらうことも必須です。独学ですと、自分で気が付かないうちに話がそれてしまっていたり、質問とは的外れの答えをしていたりするので危険です。何度も繰り返す文法や単語ミスも指摘されれば客観的に把握することにもなります。
3、現在のレベルと目標スコアに応じた適切なガイダンスが必要
個人的にはこれが一番大切ではないかと思います。たくさんのIELTSテキストがあふれていますが、現在の自分のレベルと目標スコアによって戦略は違ってくるものです。IELTSでいえば、たとえばバンド9(満点)を目指す人なら細かいところまで文法ミスを削っていくなどの「磨く」作業が必要になってきますが、バンド6を目指す人が文法を気にしすぎるのは逆効果です。また、スペルや句読点がきちんとできないのに冠詞や前置詞を気にする方も多いのですが、これも非効率的です。自分のレベルを把握することも、目標スコアを目指して必要な勉強が何かを知ることも、なかなか自分一人では難しいものです。
4、本当の意味でのテクニックが学べない(学ぶのは難しい)
私が自分のIELTS受験で勉強していたとき、たくさんのテキストを見ましたが、練習問題とその解説(これも大事ですが)に終始しているものが多く、テクニックとかアドバイスがあったとしても、とても表面的なものが多く、ほとんど参考になりませんでした。これは、本を出版するとなるとなかなか思い切ったことが書けず、無難なことになってしまうというのも原因だと思います。たとえばIELTSは英語の試験なので「内容は嘘をついてもいいんだよ!」というのはネットや実際の授業などではよく言われることですが、テキストではそのようなアドバイスはまず見かけません。あまり表立って「嘘をつきましょう!」というのも難しいですよね・・・。(DEVELOPのコースで嘘をつくことを推奨しているわけではありませんが)
また、上記の1番でも書いたように、エッセイライティングなどはどのような形式が正しいのかテキストには載っていないことが多く、日本人にとってみたら「どこから手をつけていいのやら?」という感じですが、「まずこれをして、次にこれをして」というような思考と作業の流れを解説しているようなテキストはついに見かけませんでした。私の見るかぎり、エッセイのパートは
1、課題の提示(IELTS形式の問題)
2、ブレインストーミング(どんな内容について書くか考えましょう)
3、実際に書いてみましょう
という流れになっているテキストばかりでした。
でも、ほとんどの日本人生徒がIELTSのエッセイライティングに初めて取り組むときは、上記2番と3番の間にすごく大きな壁を感じると思います。模範回答と比較してみて、わかったような気になっても、違うトピックだと書けない・・・。
私が強烈に感じたのは「テンプレートの必要性」です。
DEVELOPのIELTSコースでは、そのような要望に応えるため、エッセイ初心者でもすべての問題形式に対応できるテンプレートを用意し、まずは形式をしっかり覚えていただきます。IELTSのライティングは、きちんとしたプランニングができればあとはかなり楽になります。
(模範回答を丸覚えするわけではなくあくまでもテンプレートです、念のため)
1~3の添削、フィードバック、ガイダンスに関してはマンツーマンがベスト、もしくは2~3人の少人数制でないと難しいところです。実際に、他の学校でIELTSコースの受講をされている方が、大人数のため個人的に添削をされる機会がなく、まったく検討違いの方向に向かって一生懸命勉強している、というケースも見かけました。
独学に限界を感じている方、どこから手をつけていいかわからない方、お気軽にお問い合わせくださいませ。
DEVELOPのIELTSコース