天国で再会したヤツがいる。
ボビー兄ちゃんだ。
ヤツは、オレが保健所を卒業して始めて居付いた家の先住犬だった。
兄ちゃんは、とても気のいいヤツだった。
オレは、保健所の前は、しばらく”ストーリー”だったから、
毛はボーボーだし、
皮膚病なんかもひどくって、耳もくちゃくちゃして臭くって。。。![]()
それでも、兄ちゃんはオレと仲良くしてくれた。
オレは、それをいいことに、ヤツのご飯を横取りしてたりした。
それでも、兄ちゃんは怒ったり、告げ口したりしなかった。
兄ちゃんは、この家のパパが投げるボールを喜んで
取りに行くという芸を持っていた。
でも、オレは、その芸にあんまり関心がなかった。
関心はなかったが、兄ちゃんが拾いに行くと、後からオレも附いていって、
パパから見えない廊下で、兄ちゃんからボールをぶんどり、
パパにそくそくと持っていったりしてた。
兄ちゃんは、それでも怒ったり、告げ口したりしなかった。
とっても、優しい兄ちゃんだった。
この家から、オレは最後まで暮らしてた家にもらわれて行ったわけだが、
ときどきこの家にも遊びに行ったな。
パパもママも兄ちゃんも、いつもオレを歓迎してくれて、可愛がってくれた。
兄ちゃんは、オレが天国に来る1年半前に、天国に来ていて、
こっちで再会した。
兄ちゃんもこっちでは病気が治って、すっかり元気だ。
そして、今でも優しい。
だから、オレは今でもヤツのご飯をちょっと頂いていたりする![]()
オレは兄ちゃんの家がなかったら、保健所から
もっと早く天国に来ていたかもしれない。
そう思うと、本当にありがたいな。
兄ちゃんもパパもママも、ありがとな![]()

