凡人は
自我を誉めそやし
いい氣分にしてくれることを望む
しかし
自我こそが
苦しみの根元
凡人は
自我をなだめすかして
旅を始めさせる
しかし
それではいつまでも
自我をなだめすかさなくてはならず
それが旅の障害となる
そして
進めば進むほど
自我から離れる事は
困難となる
真に導くものは
自我の限界に氣づき
自我こそが苦しみの原因と氣づき
自我を超えたい
そのためなら何でもする
そう覚悟した者だけを導く
それは
幼稚園児を
いくらなだめすかして大人しくさせても
大学の講義を教えることはできない
ことと同じこと
幼稚園児は
幼稚園に行かせるのが本筋
その違いを見抜けるかどうかが
凡人と真人の違い