Logroño駅から電車でBilbaoへ。モダンなつくりのLogroño駅で驚いたのが、電車の発車時刻間際までプラットフォームに入れないこと。駅に到着すると最初はどこからプラットフォームに入ることができるのか、迷った。近くにいた人に尋ねて、ようやく発車間際までゲートが閉ざされているということがわかった。発車時刻の約10分ほど前にようやくゲートがオープン。乗客が一斉に、誰もいないだだっ広いプラットフォームを目指す。そういえば、サラゴサ駅も乗客数に比べて、むやみやたらに大きかった。スペインは電車よりもバス社会なのだろうかと思う。

 

21時過ぎにBilbao駅へ到着し、近くのホテルにチェックイン。夜ご飯を求めてヌエバ広場へ向かおうかとも思ったが、ヌエバ広場は翌日に行くことにして、せっかくなのでほかのバル街を試すことにした。ホテルのスタッフに勧められたのが、近くのLedesma通り。

 

1. Taberna Taurina

最初に入ったバルがTaberna Taurina。人気店なのか、とにかく人が溢れかえっていた。ようやく注文することができ、通りに面したカウンター席で、イカ・フライのピンチョスなど3品を食す。シードルとピンチョスで7.8EUR。激混につき、写真を撮ることもできず、そそくさと平らげて、次のバルへ向かった。

 

2件目のバルを求めて彷徨っていると、Semana Santa(聖週間)のイベントに遭遇

 

2. Cafeteria Molinillo

バルの様子を見ながらLedesma通りを端まで行き、戻って来て入ったのがCafeteria Molinillo。カウンター席を陣取り、ウニのグラタン風のピンチョスなど3つとシードルを注文。後にりんご煮にフォアグラをのせたピンチョスが美味しかったので、追加。ピンチョス4つとワンドリンク(シードルを注文したのに、ミネラルウォーターで請求されていたことに後に気づいた)で11.1EUR。

 

同様の形のウニのピンチョスはサン・セバスチャンのバルでもよく見かけた

 

夜も遅くなっていたので、バル2件で終了。

 

3. La Olla

翌日はヌエバ広場から開始。2015年にベスト・ピンチョス・バルに輝いたというLa Ollaヘ。数々のバルの中でも、品数がずば抜けて多いように見受けられた。カウンター席で食べている最中も、次々と出来立てのピンチョスが並べられていく。野菜の天ぷら風ピンチョスや見た目で選んだ卵形がかわいいピンチョスなど3品と微炭酸ワインのチャコリをいただく。合計8.2EUR。分厚い豚肉のハムステーキのようなピンチョスがおいしかった。

 

卵の形のピンチョスの中身は、クリームチーズとマンゴー・ソース。フランスパンをつけていただく

 

4. El Globo

新市街で人気のバルがEl Globo。店に入り、どのピンチョスにしようか迷っていると、オーナーらしき男性が対応してくれた。珍しく、英語が通じる。おすすめを聞くと、店で一番出るのがカニのピンチョス(ペースト状のカニのチーズ焼き)と言う。一番人気のピンチョスに2品加えて、合わせてピンチョス3品とチャコリを注文。合計7.6EUR。

 

カニのピンチョスは確かにおいしかった

 

El Globoを出ると川岸に出て、折り返し旧市街のヌエバ広場へ向かう。良く晴れた日で、青空にグッゲンハイム美術館がよく映える。

 

グッゲンハイム美術館の独創的な建物は、何度見ても飽きない

 

5. Gure Toki

今回の旅の最後を飾ったのは、前回のバル巡りで一番気に入ったGure Toki。空港へ向かう時間が迫っていたため、慌てて物色。前回感動したポルチーニ茸のホワイト・クリームのピンチョスと半熟卵のピンチョスをチョイス。チャコリと合わせて6.7EURだった。

 

前回も思ったが、Gure Tokiのピンチョスは見た目にこだわりを感じる。店内もモダンでシック

 

どのバルも悪くなかったが、今回の旅行で訪れたバルの中で最も満足度が高かったのが、La Ollaだった。