今回の1ヶ月ちょいの一時帰国、すでに半分が過ぎてしまいました。日本の生活が快適すぎて、2週間後に上海に戻るというのがピンと来ないのが正直なところですが、この週末に入ってきた四川省でのM7の地震のニュースには衝撃を受けました。

またか、というのが正直な感想です。

四川省雅安市蘆山県というところが震源地に近いようですが、前回(2008年)の汶川県とも地図で見る限り直線距離で200キロ離れているかどうかという位置関係のようです。


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成都から見て北北西の方向に汶川县(県)という文字が見えるかと思います。

中国のテレビ(インターネット経由で見れます)では、土曜日の午後くらいから被災地と生中継で結んだ特別番組を放送していました。地震があったのが土曜日の午前8時(日本時間9時)過ぎということを考えると、異例の早さだと思います。

というのも、前回の汶川の地震では救援隊がなかなか現地にたどり着けなくて、人民解放軍が徒歩で山を越えてやっとのことで被災地に到着したというような話がありました。地図を見る限り成都からの距離は大して変わらないので、当日の午後から現地に生中継が始まっていたのは意外な感じがしたのです。もちろん、とりあえず中継が出せる場所から中継を始めており、本当に被害がもっと甚大な場所にはまだたどり着けていないという事もあるかもしれないですけどね。

この記事を書いている時点では、人的被害は前回よりも少なさそうですが、これ以上被害が拡大せずに被災地が早く復旧できることを祈っています。