10/⑴/1章/『スコ史』 | 藤原の田中のブログ

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 スコットランドの発展には、大きな丘が支配的な影響を及ぼした。そうした丘は、まさにその存在によって、2つの異なる種類の社会をこの国につくってきた。一つは、丘の上にある社会。もう一つは、平原にある社会である。丘は、互いの連絡を妨げることによって、住民をたくさんの大小さまざまな自給自足社会に分けてきた。たとえば、グランピオン山脈の北側にはモリーの地があり、それは、一時期はほとんど独立した王国を築いていた。また、数あまたの峡谷の住民は、ごく最近まで何よりもまず自分たちの親類縁者に対して忠実であった。