１／⑵／１章／『スコ史』

　第２節：居住民族

　４つの民族が今日スコットランドと呼ばれるところに住んでいた。ピクト族（その名はペントランド・ファースやペントランド・ヒルズに残っている）は、極北や北東に住んでいた。ピクト族の名称が最初に出てくるのは、西暦２９７年の異なる２つのラテン語文献においてである。それはおそらく古代ローマの兵士たちによって与えられた、体に入れ墨のある者たちへのニックネームだっただろう。しかし、それはまもなく北部の諸部族すべてを含むようになった。彼らは非常に長きにわたって古代ローマに抵抗した。