ON AIR!!生徒会 ~第11話「キレるタクミ 普段怒らない奴が怒ると危険 その3」~
私の前を黙々と歩く二人。見た目は普通だったが空気は凍てついていた。
「タクミ~、涼ちゃん。どこいくの~?」
テコテコと前の方から近づいてきたのは美卯ちゃんだった。
「鬼退治だよ」
「ほえ~鬼退治かあ。わたしも行っていい?」
美卯ちゃんは何をしに行くかわかっているのだろうか。
「本気だしていいんだよね?」
「もちろんだ」
涼子さんは真剣な眼差しで答えていた。
「ちょっと、涼子さん。美卯ちゃんじゃ危ないわよ」
私は慌てて止めた。すると美卯ちゃんがこっちを見て言う。
「だいじょーぶ。だいじょーぶ。えへへへへ」
笑っていた。
「だいじょうぶってあのね……」
言葉を続けようとしたがたっくんが止めた。
「戦力にはなるから大丈夫だよ。」
「でも」
私は言葉をこれ以上続けることが出来なかった。
「ところで敵のアジトってどこだ?」
「涼子さん知らないで俺の横歩いてたの?」
「ああ」
「ねえタクミ~敵ってもしかして廃ビルのとこの?」
「そうだけどよく知ってたな」
「あそこボクの秘密基地だったの」
美卯ちゃんは怒って、たっくんと涼子さんはあきれていた。
『廃ビルで遊ぶのはやめなさい』
「あい」
美卯ちゃんは二人に怒られていた。
私、たっくん、涼子さん、美卯ちゃんの四人になった特別討伐チームは廃ビルの近くに来ていた。
「見張りがいるな。人数は二人か」
涼子さんは見張りらしき人から死角の位置に立ち私たちに教えてくれる。
「意外とちゃんとしてるんだね」
「真正面から行こうよ~」
「人数がわからないのに突撃したら危険よ」
私たちはコソコソと会議する。
「よし、じゃあ俺が潜入してくる」
「そんな無茶よ」
「大丈夫だって」
たっくんは笑っている。こんなときのたっくんは人の言うことを聞かないというのはわかっていた。
「じゃあ、俺が潜入して十分たって帰ってこなかったら行動して」
「行動ってどうすればいい?」
涼子さんがたっくんに聞く。
「十分のうちに考えておいて」
たっくんはそういうと立ち上がり廃ビルに向かおうとする。
「まちなさい」
私はたっくんの背中に張り手をした。
「いたっ。なにすんの会長」
「気合入れよ。十分で必ず戻ってきなさい」
「はいはい」
たっくんは廃ビルの中に侵入していった。
黒さ全開中 ネガモードな俺
付けるイラストが思いつかなかったのでそのまま載せます
ネガモード全開中です ズ―――(-ω-ll)―――ン
「死とは」
死とは何か
それは別れ
死とは何か
それは終わり
死とは何か
それは他人事
死とは他人事
自分の死でないかぎり
死んだことを悲しむ人はいない
いないことが悲しい
触れないことが悲しい
ぬくもりを感じることも
声を聞くことも
その笑顔を見ることも
それらが出来ないことが悲しい
だから死を悲しむ人はいない
死とは何か
恨むべき生きている証
