こんにちは美甘です。
先日久しぶりに友人の結婚式にお呼ばれしました。
やっぱり結婚式っていいですよね。
おめかしして、美味しいもの食べながら幸せを祝う。
いいことしかないですよね。
いいことしかないはずなんですよね…
でも私は昔からずっと結婚式といえばアレ。
人の結婚式なのに吐きそうなくらいの緊張感。
原因は余興です。
余興という言葉にすら緊張してしまうほど…
20代の頃はなんとなく、ふんどしとか変な格好して
リズムに乗せてコミカルな動きをすればそれでいい
ただただそう思ってました。
かつては「余興屋」とまで言われていた私も30代になりました。
もうそういうのではなく、大人でスタイリッシュな芸で会場を盛り上げよう。
老若男女問わず盛り上がる余興とは…
そう考えたとき閃いたのがお神輿でした。
みんなに伝えたところ、それが考えなくてわかりやすい余興の究極だ!!それで行こう!!
満場一致でした。
すぐにお神輿の製作に入りました。
そしてすぐに完成しました。
よし!!とりあえずこれで当日は誰かが歌いながら新郎を乗せれば間違いない!!あとは楽しむだけだ!!
式の3日前1人の友人がこう呟いた…
「神輿持って行くのめんどくさいわ。」
・・・・
は?
今さら!?この3日前の夜に言うことか!?
今思い出しても胸騒ぎが止まりません。
その日から夜もねれないほど考えました。
友人とは距離が離れているため練習はできません。
30代である自分たちに裸の芸はあまりにも品がなく、新郎にも迷惑がかかるかもしれない…
考えに考え抜いた末、こう言う結果になりました。
「尻太鼓」
ス、スタイリッシュ…
単純に説明するとこうです。
1.まず、私が歌を歌います。
2.友人は椅子の上にふんどし姿でお尻を向けて立ちます。
3.リズムに乗せて私がふんどし姿のお尻を叩きます。
4.叩かれたら真顔で振り向きます。
ただそれだけの芸です。
それ以外は何もしません。
結局ウケるかどうかは歌いながらお尻を叩く私にかかっているのです。
友人はただふんどしで椅子の上に立ち、ただ尻を叩かれたら振り向く。
たったそれだけでいいんです。
あまりにもプレッシャーが違いすぎるのですが、3日前と言うギリギリの状況では他に手がなかったのです。
そして本番当日…
やはり結婚式とはいいものですね。
おめかしして、美味しい料理を食べながら幸せを祝う…
でもそれだけじゃないんだよ!!!!
一瞬たりとも頭から離れません。
おばちゃんにカメラの使い方教えてる場合じゃない
余興のこと!!!!!
案の定ど緊張。料理の味すら感じません。お酒はどんどん進みます。
今でも思い出すのが嫌なのが、あの呼ばれる瞬間。
椅子の隣に来て「そろそろご準備お願いします」
もう聞きたくないよ!!
会場のドアが開く前のあの嫌な感じ…
もう経験したくないよ!!
心臓が張り裂けそうなくらい緊張する中
なんとか30代のスタイリッシュな芸
「尻太鼓」
披露しました。
思い出すだけで吐きそうです…
ただ1つだけよかったことがあります。
新婦の甥っ子が日記をつけているそうです。
その日記の写真が送られて来ました。
結婚式は29日(土曜日)でした。
平井けん。(ににてる人)
キミの人生の登場人物になれて何よりだよ。
スタイリッシュな大人になるんだよ…