ソースかつ丼が食べたくなって -ゴトウチぐるめ元気食堂(新三郷) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

まったくお暑いことで、ヒューヒューだよぉ。

学生さん方は夏休み突入、お喜び申し上げます。節電の夏、放射能の夏といっても、夏は夏、学生自分の夏の一日、大切にかつエンジョイしていただきたいものです。(エンジョイするってあたりが、もうおやぢですわな)。


丁稚飲酒帳-ららシティの夏 さてさて、夏のひと時といえば、若い頃は青春18でした、そして野宿号とともにありました。

夜行列車であるいは、ミニバンでいけるところまで行って、現地で宿泊、そのままそこの美味しいものをいただく、そんな半ば無理な、でも限りなく楽しい日々を過ごしてきました。体力もなく、もろもろのしがらみの中で、今では遠くなったそんな日々を懐かしみ、つい先日、ソースかつ丼が食べたいなぁなんて話を、ダンナとしておりまして。

でまぁ、夏の休日の一日、どこに行こうか、そうね近場で新三郷のららぽーとでも行きましょうか、あたしは行ったことないしと、ゆるゆると決まったこの日の行動。今日も炎天照りつけるじりじりとした一日。中央中庭のコンサートには人出もまばらで、こういう日に表はさすがにちょっとねぇ(^^;


でまぁ、ふらりふらりとどんなお店があるのか、目につくお店に飛び込んだり、当初から予定していたニトリで、(20年物の)布団捨てるぞと脅されたり、楽しいウィンドウショッピングの時間を過ごしておりましたら、おなかがぐー。ああ、時間ももう二時だ、そろそろフードコートも空いたかなとお邪魔致しますと、まだまだぎっしり。どうもこちらのららぽーと、それほど規模は大きくなく、フラッと回るにはいいんですが、ことこのフードコートは施設規模に比べて小さいですな。いくら丼やとか親分と思いでの船場カリーとか、驚愕の盛りのぴょんびょん舎など魅力的なお店がそろっておりますが、いかんせん席がギチギチでおます。中庭付近にレストラン街のようなものもあるんですが、この季節、表で並んで待つのはちょっとねぇ。


丁稚飲酒帳-ゴトウチ そうはいっても粘り腰、しばらく並びまして、席を立たれる方の後を占めまして、目指すは入口傍のこちらのお店。ゴトウチぐるめ元気食堂さんでございます。

最近はやりの全国のB級グルメを入れ替わりで提供しているというこちらのお店。店頭に並んでいるサンプルが、目にも楽しいですねぇ。ソースかつ丼めいんで、茶色が中心ですが(笑)。全部乗せメガ盛りってえのはすごいなぁ…エビフライが乗っている時点で、当然却下ですけどね。
丁稚飲酒帳-バリィさんの贈り物 実は以前、ネットサーフィンをしている時、たまたまこちらの記事が目に留まりまして、といいますのも、こちらのポスターの焼き豚玉子飯が味わえるということで、機会があれば是非と思っておったわけでございます。なにせね、某日テレケンミン番組を見て以来の念願ですからね。

本来は現地でいただくのが筋ですが、それを許してくれない今の我が身、埼玉県でまずは堪能させていただきます。


あ、ちなみにバリィさんてのは今治市のご当地ゆるキャラでして、これがね、またいいんだわ。あのフォルム、キャラクター性、知人のゆるキャラ好きに紹介されて、あたしもファンになってしまいました。ホームページもありますので、ご興味のある方は、ぜひご確認ください。



丁稚飲酒帳-長野と愛媛のコラボレーションやぁ
さてさて注文をしますと呼び出しのポケベルをくれまして、席でしばし待っておりますと、ピーピーと呼び出し音。

じゃじゃんとそろい踏みは、駒ヶ根ソースかつ丼(ライス大盛り+50円)と今治焼き豚玉子飯の食のコラボレーションやぁ。目的は今治バリィさんの贈り物の方でしたが、やっぱり看板にソースかつ丼みつけちゃうとね、つい頼んでしまうわけでゴワス。
丁稚飲酒帳-駒ヶ根アップ ということで、ソースかつ丼の方からアップで行ってみようかね。なにやら後ろから視線を感じますが、ダンナ曰く子どもを抱いたお母さんが怪訝そうな表情で見ていたとのこと…まあ、これも記憶の一頁ということで。んー、ソースの照りがよかですねぇ、120gというお肉の重さですから、それほど期待はしていなかったんですがキャベツの上に盛り付けられて、見た目のボリューム感は上々ですよ。



丁稚飲酒帳-今治アップ 続いてバリィさんの方ですが、こちらはもうとろとろの半熟卵が艶めかしい。もう食べてしまいたい!いやもちろん食べるんですが…、一種色気を感じる目玉焼きのスカートのすそをまくれば、その下には肉厚の焼き豚さんがおいででございます。これまた失礼ながら想像では、現地はともかくこの手のお店では薄手のいわゆるハム製品的なものかなと思っていたら、本格の焼き豚でございますよ。ゴトウチさん大変失礼いたしました。


さあ、さっそくいただいてみるてぇと、ソースかつ丼の方は見た目の技術がものすごい。いわゆるトンカツ用の120gのお肉をそぎ切りにすることで、駒ヶ根山麓一帯に普及しているお肉に遜色なく見えるような視覚的な厚みを生み出しています。これはね、この値段でこれを出すんだから、拍手を送りたいです。


丁稚飲酒帳-肉厚ぅ なにせ現地でいただいても千円台のものを790円でいただけるんですから、お肉の薄さはやむなしでございましょう。現地では300~400g程度の厚手のお肉を使うのが一般的で、端で一切れ持つと重い位。それ故にかみしめるだにジューシィなお肉の旨味が、濃いめ甘目のソースと相まって、ごはんを進ませる、日本でも有数の丼だと、あたしは勝手に評価しております。(舌が未成熟なあたしに、駒ヶ根と会津の差異はどの辺にあるか、ご先達のご講義をいだたけたらと思っております。会津の方がソースが甘いような気はするんですがね。閑話休題)

そんなこんなで惜しむらくは現地でいただくような、肉の本来の厚みがないために油が勝ってしまっていること。甘めのソースもよくできているんですが、いかんせん油が重たくて、ちと後半おなかにもたれましたな。

しかし、そこはご飯食いのあたくしのこと、キャベツとごはんで油を打ち消しまして、最後まで美味しくいただきましたよ。ダンナもほめておりましたが、なにせこちらごはんの味わいがいいのでございます。



そして出色はやはり、焼き豚玉子飯の方でした。まず、焼き豚が想像以上にジューシィ。加えてタレの味が強すぎず弱すぎず、これまた想像では結構甘目のタレかなと思っていたのですが、さらりとした焼き鳥のタレのような味わい。これがたっぷりとごはんにしみたところに肉の旨味がガツンとくれば、食が進まないわけがない。

丁稚飲酒帳-スカートめくり さらにとどめに卵黄にスプーンをつきさせば、あふれくる黄身の大洪水。いわばね極上のたまごかけご飯に、旨味たっぷりの焼き豚を合わせてかっこんでるようなものですよ。これが美味しくないはずがなかろうもん。

んー、同じく850円の支払いであれば、これをラージでいただいた方がよかったかなぁ。初体験の焼き豚玉子飯、いつかの四国上陸が楽しみになりましたよぉ。


それにしても、繰り返して失礼なあたくしですが、フードコートの水準以上のお昼ごはんをいただけました。まわりの方々も本当に楽しそうで、豚丼もおいしそうだったし、富士宮やきそば(これはゴトウチとは別店舗で単独営業しています)の大盛りとかぴょんぴょん舎の冷麺とか食べきれなさそうな量だし、また時間見て遊びにきたいなぁと思いました。できればお昼こみあう前に、ゆったりいただきたいですけどね。

おいしかったです。ごちそうさまでした!


ゴトウチぐるめ元気食堂 11:00~20:30(L.O.) ららぽーと新三郷 2階フードコート内