
日曜日に九段下へ行ったので靖国神社に寄ってきました。
参道、鳥居、狛犬、石灯籠、そして拝殿
全てが巨大で威を誇っているように感じました。
調子外れの三線を引き続ける男や
軍服に身を包み、刀をかざして蛮声をあげる集団が
見世物小屋の芸人のようないかがわしさを漂わせていました。
一際巨大な鉄製の鳥居は赤錆を浮かべていて
無粋な街宣車と合っています。
これから死地に赴く特攻隊員が残した
家族宛ての手紙が大きく掲げられていて
此処がどういう所なのかを物語っています。
身を清め、二礼二拍一礼を済ませて目を閉じましたが
なにも言葉が出てきません。
”こんにちは・・・”
その後が続かず、気まずさのようなものが残りました。
空虚。
威信。
見栄。
容れ物。
招かれざる者・・・、
私が来る場所では無かったのかも知れません。
此処にはもう誰もいない。
英霊たちは靖国に立ち寄った後、
親兄弟の待つ故郷に帰ったのだ。
そんな感じを受けました。