アイルランド 子の利用リスクに関し違反
アイルランドのデータ保護規制当局は動画投稿アプリ「TikTok」の運営会社＊注1に対し、3億4500万ユーロ（約543億円）の制裁金を科すと発表した。子どもの利用者へのリスクを適切に考慮せず、一般データ保護規制（GDPR）に違反したと判断した。
アイルランド当局は、欧州連合（EU)で同社の監督を担う。決定によると、TikTokは2020年7月末～12月末、規約で利用を禁じている13歳未満の児童でも、コンテンツを閲覧できるような初期設定にしていたとされる。
また、TikTokは当時、13～17歳の利用者の投稿動画を、誰もが閲覧できるような初期設定にしていた。さらに、16歳を超え、保護者から権限を与えられれば、子どもでも利用者間で個人的なメッセージ（DM)をやりとりできるようになっていたという。
（朝日新聞 2023年9月16日土）
＊注1 ByteDance（バイトダンス、簡体字: 字节跳动; 繁体字: 字節跳動）は、動画共有サービスTikTokなどを運営する中華人民共和国のテクノロジー企業。2021年時点ではユニコーン企業価値世界1位（約1400億米ドル）。
(出典：Wikipedia)
