挑発・9
「すげぇ!
大将というか大将だな!」
富澤さんも舌を巻きまくる。もやしも
シャキシャキ。いいアクセント。
「城兵!
見てろ!
水割りすっぞ〜!」
「おかわりだろ?
居酒屋じゃないんだから。」
「ははは。
敵も苦しむだろうて。」
仁も笑顔で熊骨ラーメンを食す。
声を張るにはエネルギーを使う。しかも風に
乗った匂いが、籠城兵の食欲を刺激した。
彼らもいやになったのだろう。
あれだけ
続いた挑発が、見事にやんだ。
伊達さんの策は的中したのである。
挑発・9
「すげぇ!
大将というか大将だな!」
富澤さんも舌を巻きまくる。もやしも
シャキシャキ。いいアクセント。
「城兵!
見てろ!
水割りすっぞ〜!」
「おかわりだろ?
居酒屋じゃないんだから。」
「ははは。
敵も苦しむだろうて。」
仁も笑顔で熊骨ラーメンを食す。
声を張るにはエネルギーを使う。しかも風に
乗った匂いが、籠城兵の食欲を刺激した。
彼らもいやになったのだろう。
あれだけ
続いた挑発が、見事にやんだ。
伊達さんの策は的中したのである。
挑発・8
富澤さんはまず麺をすすり、スープをすすった。
「うまいじゃん!」
噂の熊骨ラーメン。
思ったよりあっさりしている。くせはほぼ無い。
「城兵!
二郎系だぞ〜!」
ここぞとばかり籠城兵を挑発、兵糧攻めを行う。
「大将。」
咲希(さき)は富澤さんを見る。
「はい。」
「どこで修行したの?」
味は完璧。非の打ち所が無い。そうとうな腕だ。
「一郎系で学びました。」
ブッ!
「一郎系!!?」
富澤は噴き出してしまった。一郎系、これも伝説。
豚骨の王様ではないか!
咲希はさらに恐ろしいことを言う。
「近々、三郎系の出店も考えてます。」
ブッ!
「三郎!!?」
富澤さんが驚くのも無理は無い。三郎系、
キリン骨ラーメンのことで、
神のラーメンとも言われている。
ラーメン屋で、
麺無しで注文したら、
竹刀でしばかれました💦
挑発・7
「仁先生、この策いかがでしょう?」
伊達さんの問いに、諸葛仁が答える。
右手の羽毛扇で、
優雅に
あおぎながら。
「うむ。
見事な策じゃ。
敵は大いに苦しむじゃろう。」
「ありがとうございます!」
屋台造りは夜通し、突貫(とっかん)工事で進め
られた。
幟(のぼり)も立てられ、祝い花まで用意された。
ラーメンを作るのは、林咲希(さき)。
女性の店主であった。