2024/10/21(月)


この日は呼吸器内科の常勤医師の外来だった。

MRI検査結果を聞ける日だ。

この日まで色んなことを考えた。

CT結果が胸膜腫瘤だったので、その用語で調べると、癌しか出てこなかったからだ。悪性胸膜中皮腫というのがよく検索に出てきた。最初は、何か肺の外に出来てるのかーレベルだったのに、これはもしかしたらまずい物では?と気付いてから気が気でなかった。


午後半休を取り、病院へ行って、診察室に入ると若い女医がいた。


早速MRIの結果を画像と共に見せられた。

「読影医の診断で、デスモイド型繊維腫症だろうと言われています。これは通常お腹の中にできやすいもので、非常に珍しい腫瘍です。悪性ではありません。」


悪性じゃないのか!やった!何も問題ないじゃん!

でもデスモイド?何それ?


これがその時の感想だった。


「今後ですが、まずは生検をしましょう。針を刺して組織を取りますが、肺の近くに腫瘍があるので、間違えて針が肺に刺さる可能性などがあります。念の為入院でしましょう」


え?検査入院?ええええ?


「来週のこの日はどうでしょうか?」


「え、その日帰省が被るから無理です!早めて下さい!」


どうにか帰省の前日に退院できる日程にしてもらった。


そして、一番初めに問題だった咳がまだ治っていなかった。


「これって、咳関係ありますか?」

「無いです。咳止め出しましょうか?」


関係ないんかい!前回の咳止めは効かなかったので強めの咳止めを貰うことにした。後に便秘に苦しめられた恐怖の咳止め。


改めて見返すと、病院行きすぎ、有給取りすぎである。凄い勢いで有給が減っていった。

ただの肺炎疑いからここまで、とんでもないことになってきていた。


この日は終わった後、貰った診断レポートをきちんと読んだ。そもそも、画像に写っている腫瘍がまあまあデカくてビビった。こんなものが自分の体内にあるのか?気持ち悪い。


「右胸腔背側に63×32×50mm大の腫瘤性病変を認めます。」

と書いてある。


スマホで大きさを確認したところ、自分でも引いた。これはデカすぎる…


この日から寝ても起きても腫瘍のことが頭にあった。


検査入院になったため、診察室を出た後に、スタッフから入院の説明です!と大声で言われてしまい、周りのお年寄りの目が気になった。呼吸器内科から出てきた若い女が入院…というカオスな状況。


入院説明を動画で見せられ、差額ベッド代の説明などを受け、たったの1泊だが差額0円を第一希望、第4希望を個室にした。こんなところでお金を使ってられない。検査入院ということは、今後も病院通いか、という気待ちだった。


次回は入院前の問診という事で、また次の日程を決めた。この時、もう有給が危ういので土曜日にしようかと思ったが、これ以上土曜日の習い事を休むのは厳しいので、しょうがなく平日にした。

転職2年目ということもあり、有給が少なすぎて、今後の不安しかなかった。