園子温監督作品『冷たい熱帯魚』を観ましてん。






小さな熱帯魚店を営む社本の家庭では、年頃の娘が若い後妻に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田と知り合う。やがて村田の事業を手伝うことになった社本は、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。
(出典元:映画.com)



ヤバい作品を観てしまいました…いろんな意味で。



破綻しかけていた家族が猟奇殺人事件に巻き込まれて、大変な思いをするんだけど、最終的には家族の絆が深まり再生する…みたいなお話ではありません。

断じて、ない。



誰一人として救われないグロ&エロスな作品。



内容的にはイマイチだったけど、猟奇殺人犯夫婦を演じたでんでんさん&黒沢あすかさん、そして全く威厳が無くて情けない父親を演じた吹越満さんの演技は抜群。

この3人の演技は出色。



でんでんさんの明るくてざっくばらんで強引に自分のペースに話を持っていくおっさんぷりは見事でね。

赤いスポーツカーに乗っちゃってさ。

こんなおっさんいるよな〜って観ながら思ったもん。



で、黒沢あすかさんの上品でよく出来た嫁さんのように見えて実は腹黒で色気ムンムンな女性っぷりもお見事でね。

脱ぎっぷりもお見事。

濡場シーンなんてドキドキしちゃったよ。



で、そんな猟奇的な2人にロックオンされていいように使われる情けない吹越満さんの演技たるや。

娘には冷たい目で見られるわ、嫁さんにも強気に出られないわ、自分を持ってないような情けない男を見事過ぎるくらいに演じていてね。

猟奇殺人犯夫婦から逃げようと思ったら逃げられたと思うし、警察にタレ込むことだって出来たはずなのに、それをしなかった、というか根性がなくて出来なかったという、ダメな奴のリアルな感じが出ていて、物凄く良かった。(観ていてめちゃくちゃイライラしたけど。)



でんでんさん、黒沢あすかさん、吹越満さんの3人の演技以外の見どころは…死体の解体シーンですかね(小声で)。

ここまで描写する必要ある?っていうくらい描写はエグ&グロです。

グロいのダメな方にはオススメしません、というか観ちゃダメ!絶対!

僕はスプラッター映画とか、エグい系血しぶき系は観られる方だけど…本作はかなり強烈。

嬉々として解体するでんでん&黒沢あすか夫婦には戦慄です…イっちゃってましたわ(^^;;



ラストも凄かったし。

本作の総決算といった感じでみんなイっちゃってましたわ(^^;;

そして結局誰一人として救われないという…。



「何だったんだこの映画は!?」というのが率直な感想なんだけど、グロい系作品は得意だと言っているそこの君、観てみないかい?



おしまい。