赤いチンクェチェントが見た風景 -18ページ目

赤いチンクェチェントが見た風景

日々のつれづれを自由気ままにつづります。

背を伸ばした草たちが

ちからいっぱい

匂いふりまく晩夏の宵


その合図に蟲たちも

一斉の羽音(メロディ)で

換わる季節を告げている


幾度となく静かに深呼吸

確かな証しが全身をめぐり

生きている幸せを知る




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期待に出でし

中秋の明月(つき)

いささか はにかみ

雲とたわむる




$赤いチンクェチェントが見た風景



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今回は曲調からの選曲です。月の宵に合うといいのですが。

雲間を抜けた光のつぶつぶは

半透明の絹を織りなし

おくれ季の山々を思い遣るように

やさしく覆う



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