フォントの使用権について
先日、後輩デザイナーから、
フォント(書体)データの使用権について質問がきたので
その話を少ししたいと思います。
その前に、
デザインとフォントについて少しお話します。
デザインをしていく上において、
フォントというのは最も大切なものの一つです。
上手に作れば少ない書体でも
とてもきれいなデザイン物を作ることができますが、
通常我々は、多くの…数百種類の書体を持ち、
その中からその都度最もデザインに合った書体を
厳選し、使います。
フォントを、使用する上での契約で分類すると
次のようになると思います。
(1)完全買い取り
(2)使用権の期間限定購入
(3)無料、但し商用使用は不可
(4)無料、個人使用・商用ともに可
プロ用の書体データの制作・販売元としては
「モリサワ」「フォントワークス」
「ダイナフォント」「アドビ」などがありますが
私が仕事を始めた20年ほど前には、
全てが買い取りでした。
1書体、数万円もしたものです(T_T)
それを泣く泣く何書体も買って、入れました。
その後、フォントのデータ形式も変わってきたり
値段も安くなってきました。
そんな中…10年近く前だったでしょうか
フォントデータの最大手「モリサワ」から
“ パスポート ” という、1年契約で
モリサワの全書体を含む約500書体を使用できるという
サービスが登場しました。
私はその発売当初からのユーザーです。
モリサワパスポート http://www.morisawa.co.jp/font/products/passport/
同じような年間サービスが「フォントワークス」からは
LETSという名前で出ています。
フォンタワークスにはロダンやユトリロという
芸術家の名前を付けた良い書体があるのですが
私はあまり使っておりません。
フォントワークスLETS http://www.fontworks.co.jp/lets/
プロのデザイナー、デザイン事務所の多くは、
こういうフォントの年間契約に
加入しているのではないかと思います。
さて。
最初の後輩からの話に戻ります。
彼の質問は、
「仕事で作っている雑誌(子育てママ向けの雑誌)で
使いたい、とても可愛いフォントをみつけました。
使いたいのですが、大丈夫でしょうか」
デザインやMac関係の雑誌にはよく付録のCDが付いていて
その中に、いろんな変わったフォントが入っていたりします。
後輩がみつけたのも、そういうものの一つのようでした。
答えは単純で
「必ず使用許諾についての説明があるはずだから、それに従って」
ということです。
付録のCDについているフォントデータは、ほぼ全てが無料のものです。
ただし、使用については、
あくまで個人が楽しむレベルで使う「個人利用」ケースと、
デザイナーが仕事で使ったり、
自分のお店や会社のチラシに使ったりする「商用」のケースと、
二つに大別されます。
「商用不可」とされている場合も少なくありません。
その時に、デザイナーが仕事に使ったり、
個人でも自分のお店の宣伝に使ってはいけません。
後輩は、「黙って使ってはダメですよね…」
と言うので (オイオイ(+_+))
「黙って使っても、現実問題、ばれる可能性は極めて低い。
でも、万が一ばれたら、会社の問題になるし、賠償も含め
会社全体がとんでもないダメージになる可能性もある。
そもそもそれ以前に、デザイナーとしてのモラルとして、
それは思ってはいけないこと」
と言っておきました。
フォントだけでなく、ネットに載っている写真、イラスト、
あるいは誰かの言葉…等々
著作権に引っかかるものがたくさんあります。
確かに私も使いたくなるものもありますが…(^_^;)
そこはやはり、デザインという
ものを作る仕事、著作権に関わる仕事をしている者として
自分たちがきちんとしていないといけないと思うのです。
後輩には
「使用許諾をよく読んでごらん」と言っておきましたが
さてどうなっただろう…。
「似たように自分で起こしたらダメですかね…」
とも言っていましたが、
確かにその辺になると少し微妙ですよね。
「参考にする」ことは、正直、私でもあります。
ただ、それを参考にし、自分流に作り直します。
かなりそっくりに作ったとしたら、
それはやはり「真似」であり
「著作権にひっかかる」可能性もあると言わざるを得ません…。
フォント(書体)データの使用権について質問がきたので
その話を少ししたいと思います。
その前に、
デザインとフォントについて少しお話します。
デザインをしていく上において、
フォントというのは最も大切なものの一つです。
上手に作れば少ない書体でも
とてもきれいなデザイン物を作ることができますが、
通常我々は、多くの…数百種類の書体を持ち、
その中からその都度最もデザインに合った書体を
厳選し、使います。
フォントを、使用する上での契約で分類すると
次のようになると思います。
(1)完全買い取り
(2)使用権の期間限定購入
(3)無料、但し商用使用は不可
(4)無料、個人使用・商用ともに可
プロ用の書体データの制作・販売元としては
「モリサワ」「フォントワークス」
「ダイナフォント」「アドビ」などがありますが
私が仕事を始めた20年ほど前には、
全てが買い取りでした。
1書体、数万円もしたものです(T_T)
それを泣く泣く何書体も買って、入れました。
その後、フォントのデータ形式も変わってきたり
値段も安くなってきました。
そんな中…10年近く前だったでしょうか
フォントデータの最大手「モリサワ」から
“ パスポート ” という、1年契約で
モリサワの全書体を含む約500書体を使用できるという
サービスが登場しました。
私はその発売当初からのユーザーです。
モリサワパスポート http://www.morisawa.co.jp/font/products/passport/
同じような年間サービスが「フォントワークス」からは
LETSという名前で出ています。
フォンタワークスにはロダンやユトリロという
芸術家の名前を付けた良い書体があるのですが
私はあまり使っておりません。
フォントワークスLETS http://www.fontworks.co.jp/lets/
プロのデザイナー、デザイン事務所の多くは、
こういうフォントの年間契約に
加入しているのではないかと思います。
さて。
最初の後輩からの話に戻ります。
彼の質問は、
「仕事で作っている雑誌(子育てママ向けの雑誌)で
使いたい、とても可愛いフォントをみつけました。
使いたいのですが、大丈夫でしょうか」
デザインやMac関係の雑誌にはよく付録のCDが付いていて
その中に、いろんな変わったフォントが入っていたりします。
後輩がみつけたのも、そういうものの一つのようでした。
答えは単純で
「必ず使用許諾についての説明があるはずだから、それに従って」
ということです。
付録のCDについているフォントデータは、ほぼ全てが無料のものです。
ただし、使用については、
あくまで個人が楽しむレベルで使う「個人利用」ケースと、
デザイナーが仕事で使ったり、
自分のお店や会社のチラシに使ったりする「商用」のケースと、
二つに大別されます。
「商用不可」とされている場合も少なくありません。
その時に、デザイナーが仕事に使ったり、
個人でも自分のお店の宣伝に使ってはいけません。
後輩は、「黙って使ってはダメですよね…」
と言うので (オイオイ(+_+))
「黙って使っても、現実問題、ばれる可能性は極めて低い。
でも、万が一ばれたら、会社の問題になるし、賠償も含め
会社全体がとんでもないダメージになる可能性もある。
そもそもそれ以前に、デザイナーとしてのモラルとして、
それは思ってはいけないこと」
と言っておきました。
フォントだけでなく、ネットに載っている写真、イラスト、
あるいは誰かの言葉…等々
著作権に引っかかるものがたくさんあります。
確かに私も使いたくなるものもありますが…(^_^;)
そこはやはり、デザインという
ものを作る仕事、著作権に関わる仕事をしている者として
自分たちがきちんとしていないといけないと思うのです。
後輩には
「使用許諾をよく読んでごらん」と言っておきましたが
さてどうなっただろう…。
「似たように自分で起こしたらダメですかね…」
とも言っていましたが、
確かにその辺になると少し微妙ですよね。
「参考にする」ことは、正直、私でもあります。
ただ、それを参考にし、自分流に作り直します。
かなりそっくりに作ったとしたら、
それはやはり「真似」であり
「著作権にひっかかる」可能性もあると言わざるを得ません…。