広島のグラフィック&Webデザイン 販促と笑顔のお役に立ちます 阿瀬川デザイン ハッピーデザイニング -154ページ目

解像度というお化け

今朝ほど友人が、仕事の打ち合わせで来てくれて、
打ち合わせが終わった後での
雑談の中での話です。


彼が、
描いた絵を、スキャナーで取り込もうとしたけど、
取り込んだ色がどうも良くないし
少しぼけたような感じもする…と。

それではとばかり、解像度を上げてみたそうです。

あまり変わらない…


また上げてみる…
それでも変わらない…


さらに上げてみる…



最後にはデータが開かなくなったとか。(汗 (ーー;))



解像度が高くなる=きれいになる(はず…)
と、彼が思ったのも無理はありません。

デジカメや地デジテレビなどでも、
高解像度=美しい画面 というようなコマーシャルを
してますし…。

なんとなくそういうイメージがあるのは
僕でもそう思います。


でも現実にスキャナーでスキャンするとか、
デジカメでの撮影もそうですが、
サイズ、元の状況、使用目的などで
適切な解像度というのは決まってきます。

その解像度より低いのは問題ですが、
高すぎても、
ただデータがばかでかく重くなるだけで
決してきれいな画像になるわけではありません。

私のスキャナーでは
50dpiから始まって72、150、200…
9600…なんと12800dpiまであります。

ところが、通常、我々が印刷物を制作する時に
必要な解像度は300~350dpi程度です。

それ以上の解像度でスキャニングしたところで、表現されないのです。

ちなみに、
私のところの業務用レーザープリンター(トナー式)でも
200dpiくらいあれば十分。

家庭用のインクジェットプリンターは
私は持っておりませんが、おそらく150dpiくらいあれば
十分なのではないかと思います。

B全判(1030×728mm)の大きさに
伸ばすというのならともかく、
普通に、ハガキとか、A4程度に伸ばすなら、
せいぜい400dpiもあれば十分すぎるほど。


これはデジカメにも言えますね。

何万画素…いやいや今は何百万画素…ですけど。
だからきれいかといえばそうでもない。

これも同じで、壁面一杯に伸ばすのならともかく、
普通にL判とかそういうので見るのなら
そんな画素数はいらないはずです。
それならもっと、レンズの質とかに
お金をかけた方が絶対にきれいなはず…。


話がずれましたが、

スキャナーも、これまで何台か買い直してきましたが、
本当に、きれいに取れるものはありません。
どうしても、とった後に、色補正が必要です。

とる時に補正をすれば
ある程度はきれいにとれますが、
一発で満足することは、まずありません。

ちょっと専門的なことになりますが、
製版所などには「ドラムスキャナー」という
業務用のスキャナーがあって、
高速回転する筒状のものに、フィルムを貼って
スキャンしていたものです。
これはとても性能がよく、きれいにとれました。

今では、予算が厳しいことと、
我々が使う普通のスキャナー(フラットベットスキャナーといいますが)が
だいぶ良くなったことで、
製版所に出さないで、自分のところのスキャナーでスキャンすることが
ほとんどになりました。

その分、どうしても、スキャンしたものの画質が
あまり良くないという結果になります。。。

何千何万dpiなんて、
使うこともない高解像度を追うのではなく、
もっと一番肝心な、正確な色が出るとか、シャープであるとか

メーカーには、そういうことを大事にしてほしいと
すごく思います…。