今、沢尻エリカとの離婚問題で「高城剛」氏に注目が集まっている。
職業は、ハイパークリエイター。
いま沢尻エリカとゴタゴタしていて、高城氏はマスコミのバッシングを受けている。
だが、以前から高城剛をウォッチしている私としては、彼は抜群の国際センスを持っている。
面白い考え方をするクリエイターである。
高城氏とはどのような人物なのか。
彼の著書『ヤバいぜっ!デジタル日本・ハイブリッドスタイルのススメ』を読み解きたい。
■高城剛『ヤバいぜっ!デジタル日本・ハイブリッドスタイルのススメ』のポイント
・大切なのは、ITではなく、コミュニュケーションや価値観の変化、ライフスタイルの変貌なのである。
・ファッション業界でもっとも力を持つ人は、今日、デザイナーでもなくモデルでもなく、スタイリストである。
・限定的な良い情報とは、誰にも入手できるわけではない、インターネットなどに載っていない情報を指す。
・コンテンツ産業の近代化とは、国際化と制作部門と権利部門の分離に他ならない。
テレビの未来はデジタルでもインターナットでもなく、国際化と権利の扱い方にすべてがかかっている。
・国家ブランディングとは、その国の良いところを再発見し、ある地域やモノの新しい活用のスタイルを提案したりすることだ。
・経済対策として、お金ではなく、知恵やアイデアで、この窮地を脱しなくてはならない。
手っ取り早く言えば、知恵やアイデアを使ってすぐにお金になる世界的なヒット商品を連発すればいいのだ。
とにかく、一番小さなお金で大きく稼ぐ可能性があるのは、巨大コンテンツと言われる映画及び映像産業だろう。
「冬のソナタ」の大ヒットのように、たった一つのコンテンツがすべてを変えていく。
・これからのコンテンツ・ビジネスは、コンテンツ単体ではなく、ライセンスを多角化してポートフォーリオ的に稼ぐことが重要視される。
つまりコンテンツを究極的には無料でもいいからより多くの人に見てもらうか使ってもらうかして、その周辺ビジネスで儲ける方法である。
・景気があまり良くない時代に、エンターテイメントはいつも活躍する。
不景気や戦争とエンターテイメントは、常に密接な関係にある。
不景気になったり戦争が起こると、アートがはやる。
・1997年、英国で一冊の本が出版された。
『Britain TM』(登録商標ブリテン)という本。
この本には、英国をブランド力のある国際企業に置き換えたとき、その価値はどれくらいか、そのブランド力を上げるためにどうしたらいいか、事細かに記してある。
著者は、当時、英国のシンクタンク「ダモス」の研究員であり、23歳のマーケ・レナード。
彼の主張が、その後の英国の国家戦略の中心となり、ブレア政権の基本骨子の一部となった。
・ブレアは、就任演説で国家ブランディングを表明した。
国家のアイデンティティを大切に守るべき財産と考え、クール・ブリタニカという発想で国家のアイデンティティすべてを再構築するというものだった。
このプロジェクトは、早速実行に移され、各国大使館にブランド担当マネージャーを設置することから始まった。
続いて戦略を立てるクリエイティブ・タスクフォースを設置した。
そのメンバーには、ファッション・デザイナーのポール・スミスやヴァージン・グループのリチャード・ブランソンなどが選ばれた。
・地域ブランディングのポイントは、その地元の人ではない人がプロジェクト・リーダーになること。
結局、ブランディングの鍵は、クリエイティブ力ある地域作りである。
・クリエイティブ力を上げるには、とにかく、他の人の作品を聞きまくる、見まくる。
これが一番である。
入力を上げれば、出力も上がる。
・世界に通用するコンテンツは国の宣伝となる。
すなわち、ブランド力を高めることになる。
・移動距離とアイデアは比例する
・アイデアに詰まったら、遠くに旅に出ればいままで体験したことがないことを得て、いいアイデアが出ることが多い。
★ハイブリット日本人のススメ・まとめ
1.ひとつのことにこだわりすぎず、可能であるふたつのことを並行して進めるやわらかい発想を持つこと。
2.組み合わせ可能なものを探したり、組み合わせるのがうまい職業の人を評価し、観察して、真似てみること。
3.実際に、何と何を組み合わせると可能性や楽しみが広がるかを、自分なりに試してみること。
4.マルチスペシャリストを目指し、ふたつ以上の分野でスペシャリストになるためにどうしたらいいか徹底的に挑戦すること。
5.生活時間帯を見直し、住む場所を見直し、職業を見直し、自分なりのバランスポイントを早急に探し出すこと。
※分析メモ
高城氏の本業は何?と聞かれ、「そんなものは無い」と言っている。
何か2つのことを同時にやる。彼は、何かに囚われるのでなく、自由業だから、面白い発想がいつも生まれるという。
日本が国家ブランドを高めるためには、彼は必要な重要な人物だと思う。
マスコミは色々言っているが、判官びいきの私は、高城氏を最後まで応援したい。
これからコンテンツ・ビジネスの時代、彼から多くのことを学びたい。