ぼくが暮らしている町は、犬猫保護のボランティアさん、里親さんがとても多いと思う。

特に、大型犬とはよく出会う。

アパートの斜め向かいに、舞台の大道具屋さんがあるのだけれど、そこはいつもレトリバー系の子を２、３頭預かっている。

ちょっと前の記事に登場したタラちゃんの家は、柴犬と黒ラブミックスも引き取っていっしょに暮らしている。

ブルーベリー畑で拾われた、ブルーとベリーはうちの犬と仲良しだ。

正直、東京とは思えないような田舎の町。

地図を見ると、緑色が多い。

湖も緑地も近いし、都立の自然公園もすぐだ。

でも、そんな町だから、大きな子たちもやってこられるんじゃないかと思う。

ちょっと歩けば、開けた土地が待っている。

彼女はピッピ。

前の飼い主さんがひどい人で、事故にあってもほっといたから、後ろ足の片方が動かない。

骨折して、自然治癒するときに肉が変に巻きついてしまったらしい。

口輪のあとも痛々しい。

すごくいい子なんだよ。

人間大好き！　ほかのわんこも大好き！

会うと、大好き、大好き、とレトリバー系の陽気さで大サービス。

美人わんこだしね！

悲しい目にあったのに、人間を好きでいてくれてありがとうと思う。

新しい飼い主さんの愛のおかげなんだろう。

そういうやさしい人がいる町。