すでに昨年から芦屋大学の野球部が、関西独立リーグ・兵庫の「2軍」として活動中で、中学、高校は、その下のカテゴリーの「育成軍」と位置づけられ、硬式野球部員は日本高校野球連盟など連盟組織に登録しない。高校部員は春夏の甲子園大会や県予選に出場できず、高野連所属の他校との練習試合もできない。
その一方で、日本学生野球憲章の適用外となるため、選手たちは元プロや現役プロ選手の指導を受けることが可能。また大学、社会人、クラブチーム、独立リーグとの交流戦を組むことで実戦経験を積み、夏には海外でのサマーリーグに“留学参戦”するなど、これまでの高校野球の概念とは違った、新たな活動を展開していくという。
元ラグビー日本代表の芦屋学園中・高の大八木淳史校長は「甲子園を否定するのではなく、新しいスポーツの定義、組織体を提案していきたい」と狙いを語り、芦屋学園ベースボールクラブのゼネラルマネジャー(GM)を務める、元阪神の片岡篤史氏も「新たな選択肢を広げることで、野球界に新たな風を吹き込みたい」と抱負を語った。
甲子園を目指さないとは。
新しい。
目先の勝ち負けには拘らない。
先を見据えた育成。
どこで勝負するのか。
やっぱりって言われないよう頑張って下さい。
何年後、ここからプロが出るといいな。


