◆チガソン
・ビタミンA誘導体で角化異常を抑える
・DIでは40mg/dayだが、20-30mgから始めないと副作用の口唇炎や肌荒れが強くなり「皮疹が悪化した」とアドヒアランス低下に。
・催奇形性あり、投与後2年間は避妊が必要。献血もできない。
◆ネオーラル(シクロスポリン)
・DIでは5mg/kgを1日2回だが、低用量(2-2.5mg/kg)からが無難。
・3割負担で月1万前後と高め。
◆メトトレキサート
・1番怖い副作用は骨髄抑制。葉酸代謝拮抗薬なので、葉酸併用(MTX内服後24-48hにフォリアミン5mg)で少量(4mg)から。
・メトトレキサート関連リンパ腫もあり。
・腎障害にはもちろん禁忌だが、夏場の脱水でも容易に血中濃度が上がるので注意。
・毎月採血、半年毎にXp
・関節痛にはあまり効かない印象。
・最大のメリットは安い。月数百円。
◆オテズラ
・重大な副作用はなく、頭痛・腹痛・下痢などあるが慣れる。このため、治療量は60mg2xだが、10mg1x→20mg2xと増やしていく。スターターパックあり。
・1錠990円、月1万6000円。
(当院研修医セミナー より)