私はブログのネタ探しに、今まで端折って(はしょって)いた無印のノートを見返すことが多い。
膵臓がんの告知ちょい前くらいから付け始めているノート。
最初の1年目は、不安や、嫌なことがあっても、
(次はないかも知れない)
(これが最後かも知れない)
的なことをよく綴っていた。
がん患者の夫を支える妻として、がんばる姿勢だらけの書き込み内容。
そして自分はこんなにがんばんっているのに、なんで私の気持ちをわかってくれないっだ!ってイタイ内容も。
あの頃は、完全にがんに支配されていたんだと思われる内容
いつから変わった?私は・・・
「嫌なこと」の中に、ムカつくダンナの態度のことがたくさん書かれている
その中の一つ。
夕食は向かい合って食べるけど、朝はテレビを見ながら食べたいので、私はダンナの隣に座る。
大きくもないテーブルなので、肩肘がぶつからないように朝ごはんを食べている。
何度もブログにも書いているけど、ダンナは食べ方が汚い。
行儀も悪い。
だけど朝食は隣り合って食べているから、見なくて済む。
が、しかし!
食べる時、脇を広げたまま食べるダンナ
「ねぇねぇ、どーなん?」
「何が?」
朝からお互い機嫌悪く一日の始まりを迎えたくないから、お願いするよね。
「もう少し脇を閉じて食べてよ」
「仕方ないでしょ、クセなんだから」
(はあ?)
「クセだったら直してよ」
「朝から無理」
(頭おかしんじゃないかと思う!)
っていうノートの内容。
この、脇広げっぱなし食べる問題、ラーメン屋のカウンターでも険悪な雰囲気の中、食べていたこともノートに書かれている。
ちなみに、朝は、歯磨きのうがいの時、やはり脇を広げてコップを持ち上げるため、私の顔にダンナの肘が当たりそうになることも。
美人な顔を台無しにしたら
どーしてくれるん
いくら注意をしても直す気がないダンナ。
そして、一生分かり合えない平行線の話し合いのあとは、ノートにぶつけている。
ばーか!
でっかく、それ一行だけ書かれてあることも。
今は、朝食の時、私の方が先に食べ始めているので、半分以上私が席を占めてやってる。
ダンナはテーブルのコーナーへ追いやられている。
おかげでテレビは良く見えるし、ダンナの肘が当たることもない。
快適だ
今まで私に配慮が足りていなかったから当然の報いだ。
ダンナは膵臓がんになっても、自分の生活スタイルを変えることもなく、淡々と生きている。
気持ちに負けることもなく。
私に気負いすることもなく。
副作用のことで愚痴ダラダラなのは仕方ない。
私は自尊心が強く、プライドが高く、コンプレックスに弱い
なので、膵臓がんであってもダンナを私は妬ましいと思っている。
ダンナが変わることはない。
がんばらなくても変わらずにいれるはず。
弱気にならずこのままいきなさい
私はノートに書き続けるから。