家族ぐるみで仲良くしている友達が2人いる。
20代独身の頃からの、出身地はそれぞれ違うけど、まあまあ同郷の友達。
一人は、今は横浜に住んでいるダンナの1歳下。
もう一人は、美容師でダンナの1歳上。
(左)美容師、1歳上
(中央)ダンナ
(右)横浜、1歳下
横浜の友達は、ダンナが膵臓がんだと知ってから、すぐ会いに来てくれた。
横浜の友達は、実家が米農家なので、春の田植え・秋の稲刈りはもちろん、長期の休みなど、こっちによく帰って来る。
ダンナの膵臓がんを知ってからは、ダンナに会うためだけに来てくれることも。
自分が学生の頃、ダンナに世話になったからと、飲みに行った時には必ずご馳走してくれる。
最近はうちの子供たちも、この飲み会に参加している。
友達も、赤ちゃんの頃からを見ているうちの子供たちと、今は一緒に飲めて感慨深いよう。
前回は娘が参加した(手前、娘)
中央奥がダンナ
横浜の友達は、私の実家に泊まったこともある。
母親はもちろん私の妹、叔母とも一緒に飲んだりして楽しませてくれた。
息子は個人的にも、この友達とLINEをしていることを私たちは最近知った。
息子が学生の頃、東京で就職する前にはアドバイスをしてくれた。
友達というより、もはや身内。
横浜の友達は、いつも私たち家族を気遣い心配してくれる。
息子と娘も、あういう気遣いが出来る大人になりたいと言う。
「イヤ、俺みたいには、簡単には慣れないゾっ」
って、子供たちを鼓舞させ「頑張れ」とも取れる気合を入れてくれる。
気前も気持ちも素敵すぎる、ダンナにはもったいない友達だ。
美容師の友達は、面倒くさいヤツ。
ダンナが膵臓がんとわかってから、何度泣きながら電話が来たか数えきれない。
ダンナは美容師の友達と飲みに行くことが好きだ。
友達の奥さんも、私もいつも心配する。
(奥さんは、私の高校からの友達)
若い頃から破天荒で、いつもハラハラさせられる。
伝説が多すぎる。
この友達夫婦とは、同じ時期に結婚して、新婚旅行ハワイへも一緒に行くほど仲が良い。
この破天荒美容師の友達のハワイの話だけでも、ブログ記事数本書けるけど割愛する
毎月ダンナは、この友達に髪をカットしてもらっていたけど、副作用でアレだから行かなくなった。
たまにお店に顔を出しに行ったり、飲みに行ったりするけど、こっちから連絡しないで放置すると、酒に酔って泣きながら電話が来る。
「大丈夫、まだ生きてるって」
というダンナの言葉で、私は誰から電話が来ているかわかるくらい露骨に生存確認をしてくる。
破天荒だけど寂しがり屋の美容師の友達。
ダンナに何かあったら、私はコイツが心配だ
3人とも若い頃と違い、歳を重ね、共に付き合い方は変わっても、元気な姿や過去の楽しかった思い出話をするだけで、心から笑って楽しむことができる。
友達を通して見えた、ダンナの姿に息子はこう言った。
「何十年経っても、一緒にお酒が飲める友達ってイイネ。」
そう感じ取れる息子に成長を感じる。
良かったな!ダンナ!
ダンナが膵臓がんになってから、みんなそれぞれ心の中で何か思いながら生きてるんだな