いつだったか年明け。
まだ夜明け前だった。
ベッドで横になりながらぼんやりとテレビを見ていた。
邦画が流れ気力ゼロで。
だが最後には意識せねば涙が落ちてしまう程のやさしい刺激があった。
涙は。
溢れ流れを止める事は自然ではなかった。
私はある場所でブログを記していた。
まだ其処での配慮も知らず。
素敵雰囲気な女性の部屋にいい人を気取り扉をノックしていた。
まあ私は一応心得は持っていたが。
女性にコメントを送っている時点で100%の透明度などない。

その日の朝。
私の幼稚な記事にコメントをくださった方がいた。
リアルな社会での出会いとは違い。
私の心ははずんだ。
正確には。
その方の記事を拝見し。
その記事の質を感じたからだ。
こんなに凄い記事を書く方が私の所に。
経由は分からぬが今に心が微笑んだ。

始まりである。
全てが。
もしあの場所がなければ。
今の私はない。





野蛮人の思惟/HEAT